ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■5年ぶりに手入れされた台所。
彼女が僕の部屋に転がり込んできてから、
いかに自分が炊事してなかったかを思い知らされた。
彼女がキッチンをガシャガシャといじくり出し、
調理器具を探し出した。

「この炊飯器、使えるの?すごいホコリかぶってるけど…」

「5年ぐらい使ってないけど、大丈夫だろ」

彼女はこんなオカマで米なんか炊きたくない、という顔をしている。

「まな板がないよ〜」

「え、あんなでかい物、なくなるはずないのに…そこの棚探してよ…」

「ないよー。どっかに放り込んじゃってるんでしょう?」

「そうかもなあ」

自分で探す気はない僕は生返事。

「包丁もないよ〜。どこかに放り投げちゃってるんでしょう?」

「そうかもなあ」

「危ないでしょ!」

適当に返事をしてたら怒られた。いちいちうるさい。
仕方なく腰を上げ、

「まな板兼洗濯板ならあるだろ、ここに」

彼女の胸元を突っついたら更に怒られた。

「むかああああああ!!!!」

よかった…包丁なくて。
03月12日(月)
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