ID:81711
エキスパートモード
by 梶林(Kajilin)
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■また会う日まで。
朝キッチンでお湯を沸かそうと水をダバダバ流していたら、
流し台のはじっこのほうからゴキブリがあわてて出てきた。

かなりの水を出していたからすでに流し台は
奴にとってはプールのようなもの。

慌てて水を止めたが既に奴は動かなくなってしまった。

ウチにはゴキブリは滅多に出ない。
食い物置いてないから。

しかし、こいつ1匹だけは近頃よく顔を出していたのだ。

黒くてデカイ、ヤマトゴキブリ1号。
はじめの頃は捕まえようと思ってたのだが、
なかなかすばしっこいし、そのうち何故か愛着も出てきて

「ウチは食い物もないから飢え死にするかもしれないが、
 まあゆっくりしていってくれ」

ほっとくことにした。

そいつがいつの間にかキッチンに移動していたらしい。

その、動かなくなったヤマト1号。
捨てようかと思ったがほっとくことにした。

ひょっとしたらまだ生きているのかも知れないし。
夜帰ってきてそのままだったら捨てることにしよう、そう思った。

で、夜帰って来てキッチンを覗く。
奴の姿はなかった。

生きてたらまたどこかで会おうぞ。
11月17日(金)
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