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やさぐれ日記・跡地
by アルティーナ
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■おまけ
記憶からも抜け落ちて、ないとなればどうしたのかも思い出すことが出来ない。
赤黒い錆のついた、百合の香りはすでにないピアス。
ずっと、あるものだと思っていた。
けれどもう随分前から失くしていまっていたのだろうと言うことだけはわかった。
・・・勝手にあるものだと思い込んでいただけだった。
新しい家は何でも良かったが、いつの間にか増えていた資金は自分でもビックリするくらいの額で、広すぎるとわかっていながら城を選んだ。
そういえば生まれて初めて自分で城を買った。
そんなことに気付いて、何だかおかしくて笑ってしまう。
この場所で、穏やかな気持ちで、もう良いのだと思えるまで居よう。
「あとは・・・そうね、手紙ね」
貰うのは好きだが書くのは面倒だった。
そうも言ってられないので、まずは気に入る紙とペンでも探そうかと余計面倒な方向から考える。
手紙は2通。2人に送る。
近いうちに書き上げたら、無事届くことを願う。
私はここに居る。
あちらの大陸で、大切な人たちが幸せを感じながら生きていることを願い、私はここで生きる。
たくさんの幸せな思い出と少しの未練と、わずかな希望を抱きながら。
03月26日(日)
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