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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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マガジン10月号、
このドキュメンタリーには、チュニジニア出身のウード奏者、アヌアル・ ブラヒムの作品のために、60年にアヌアルのもとから遠く離れたレバノンで
女性歌手が自分の歌を吹き込んでいる
とき、現場近くで起こった空爆の激し
い音が偶然捉えられている。無論、レ
コーディングは続行不可能。それまで
レバノンは中東ではもっとも民主的な
国だったのにと、アヌアルは嘆く。そ
れだけに、この音楽の旅の記録を締め
括るシーンがなおさら心に刻み込まれ
た。それはペルトの作品が、トヌ・カ
リユステの指揮、タリン室内管弦楽団
とエストニア・フィルハーモニー室内
合唱団によって教会で録音される風景。
作品名は、「主よ平和をあたえたまえ」。
さっきまで耳にこびりついていた爆撃
音が、ほんのわずかな時間だが、荘厳
な音と静寂の中に消えた。 渡辺亨
11月23日(土)
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