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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■中野クラシック
『世界の夜: 非時間性をめぐる哲学的断章』
布施哲 航思社 2021
非時間性=「革命」の水脈 シュンペーター、シュトラウス、ラクラウ―― 「イノベーション」や「アントレプレナー」、 新保守主義と政治哲学、 そしてラディカル・デモクラシーで知られる 一見相容れない3人の思想を 根源的に捉えぬいた果てに立ち現れる未知の相貌。
水道端図書館で手にする、デニスホッパーの有名なイラストとタイトル、装丁文字デザイン好感、博学でシニカル、何かが決定的に欠けていることで編まれ得る思考の構築といったものを、美術品のように鑑賞できるのは、このプロダクツの幸運なところだろう、
ニーチェ以降、フロイトが概念化を試みた不気味な 「隣人」 (Nebenmensh) にせよ、あるいはベンヤミンが「天使」の眼差しをとおして鳥瞰した商品世界の「廃墟」 (Trümmer) にせよ、それらはいずれも、「大都市」の直中にあってその力学や「主体化」 の作用をまったく寄せ付けない、ある原初的な不活動と停滞の別名ではなかっただろうか。それは、ふと気づくと「おまえの生はあそこで打ち捨てられているがらくたと同じ、剥きだしのままだ」と低い声で囁いている。それは、ヘルペスウイルスのように症状が治まったあとも体内に潜伏し続け、少しばかり体力が弱まるごとに“健常な”市民たちの歩みを一瞬鈍らせる。それだけではない。 大規模な自然災害や深刻な経済危機などが定常的な政治経済の日程を宙づりにするやいなや、宿主を操るゾンビ・ウイルスのように、それは「主体」を自己破壊的な行動へと駆り立てることさえある。これまで潜在的であった不活性分子が突如として反転、活性化され、荒々しく顕在化するのだ。この喩えからすれば暴動とはさしずめパンデミックであるだろう。一九世紀から
ヴァイオリン:クリスティアン・テツラフ. Christian Tetzlaff, violin いい!、知らない、サンフランシスコ交響楽団、あの音だ、胸のすくような、青空に手を拡げるような、
不意に!、
中野のクラシック、名曲喫茶、思い出す、歴代美人ウエイトレスさんに一瞬の視線交差のために武蔵小金井から中央線通ったよ、SP盤を竹バリで鳴らしててね、かけてる音楽は都度手書きだったよね!、チョークで黒板に、ああ、あの遥けきクラシック音楽への望郷の念、
ああ、二階の椅子のほこりの匂いまで思い出してきたー、ときどきカップルが隠れるのに入店していた、おれも彼女できたら連れてくるぞ、ね、クラシック喫茶って行かない?、ひとりじゃ入れないんだよぉ、中野、駅からすぐ、クラシック喫茶の中では私語厳禁なんだよ、わたし行ってみたい、いつにする、基礎解析のあと空いてるから木曜日、うん、わたしコパンでまってる、いやクラシックの二階で直接待ち合わせよ、えーいきなり私語厳禁だよ、そ、黙ってるの、音楽だけ聴くの、
NHKベストオブクラシック、クルマでもスマホでもアプリで、電波に乗ってきたり、リアルタイムで聴いている、なんて素敵なのだ、
クラシック喫茶つくりたい!、
夕方はジャズトゥナイト聴いてた、ジョンゾーンのニューマサダ?ご冗談でしょう?英ルースチューブのリーダーの?今日の選挙区はすべてつまらない、こないだのスタン・ゲッツ特集は拍手したのに、最近のジャズはつまらない古い洋服みたい、
02月09日(水)
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