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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■松籟夜話7、はしり書き、
松籟夜話7、はしり書き、
行ってみたいと思わせるような音空間を作りたいというアメフォンのコメントがぐっとくる、
いつもに増してこのスピーカー、よく鳴っている、うええ、『ラジオのように』アナログ盤だー、AMラジオでさえ流れるこの名曲、こんなに驚異をもって耳に響かせたのははじめてだ、思えば「これ、どうやって録音したの?指揮者?譜面?」奇跡の名演だ、スティーブ・レイシーのサラヴァ盤もカフェズミで泉さんに聴かせてもらって以来だ、レイシーはほんま早いスルドイ、若い頃はボビーギレスビーのように細身でカッコいいのだ、
三丁目の夕日(わたしの大好きな三部作だ)的じゃないほうの、ノスタルジア、ノスタルジアは2つのギリシャ語(「nostos」:帰郷、および「algos」:心の痛み)を基にして造った合成語だという、う!タルコフスキーの『ノスタルジア』、記憶に無い、または観ていない、ECM者だったくせに(恥)、
港区のヒルズで勤務しはじめて3年目突入、ドンキに行っても買うもの無い、階層がチガウのってこういうカンジかー、実感しはじめてた、で、昨日お昼に図書館帰りドンキホーテ和光店にCDR50枚パックを買いに寄る、お天気、緩やかな賑わい、身障者トイレ個室は壁じゅう青空の壁紙が貼られている、ママが入院していた時期は夜中によくここで座って(当時4店舗巡回のひとつだった)、ここからママの病室に意識をトランスさせて語りかけていたっけ、ああ、ここだ、しばし立ち尽くす、シメジが50円だし特価陳列はさすがに激安なのね、懐かしいドンキの匂い、空気感、レジ周辺の音の振動、ふわっと40代の体感がよみがえってくる、万引き犯捕獲ダッシュも今ならできそうだ、かかとが軽くなっている、
ぼくたちは気が付かないうちに移動して変性してしまっている、
故郷に帰りたいと思ったことがない、帰省や温泉旅行にはいつも行きたいけれど、暮らすのに転居するとは考えたことがない、だけれども、生まれて暮らした砂川・函館・札幌の町には特別な思いはある、あの時に戻ってみたいという夢想はあるけれど今は何もない誰もいないことは知っている、
今でも喫煙所や夜中のパソコンの前で、ふと気付くと「失われた過去」という残像が幾重にも映っている、その後暮らした三鷹・小金井・太田・練馬、東京じゅうのほとんどすべての街並み、学生時代、思えば動き回っている仕事ばかりしてきたこともある、あの人々、あの出来事、立ち止まるとノスタルジアに襲われるので喋ったり本を読んだりテレビを観たりCDを聴いたりしている、逃げるように、
まあ、なんか、ふと真っ先に浮かぶのは高岡大祐のフィーレコ含みの自在なサウンド世界、の、到来の仕方だ、CDは3枚くらいしか持ってない(月光茶房ではコンプリート的に20枚近くあっていつだか楽しくてジャケをカウンターに並べて写メしたっけ)、が、具体的に即興演奏をしていないトラックも多々あれど、求心力になっているのは高岡大祐の研ぎ澄まされた聴くちからに裏打ちされた強いサウンドの定着力だ、
今日かかった音源の素晴らしさ、テクネーの果実は、しっかり高岡大祐作品に内在している、真にコンテンポラリーだと判断している背景に今回のレクチャーはしっかりと理由づけしてくれたようにさえ思える、
ただワタシの限界でもあるけれど、どんな構成案件でも、リアルタイムにそこで鳴らされている(演奏されている)ものとして受信しかしていない、という単純な構え、は、あって、歌謡曲でも密教儀式でもオペラでもジャズ/インプロのように聴いている、もうかなり自信をもって「かかって来い!」ひらきなおり、たはは、
重層構造となったサウンドの中で、わずかに一列だけが全体を持続させているような音をよく発見する、マーティペイチ楽団の中で疾走牽引するスコットラファロのように、だ、どのようなフォーマットの演奏にあっても次元を牽引してしまうトーマスモーガンのようなものだ、そのような打音または一列が全体を支えている、
そのようなことを今日のいくつものトラックで発見していた、
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09月18日(日)
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