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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■WIRED誌『死の未来』



WIRED誌、毎号買っている唯一の雑誌です。500円で、これだけのボリュームの未知で先端な記事たち。読んで理解できる率1割だけど・笑。だけのこの「読んで理解できる」というものはクセ者であって、わからないなりに「文字を追う」、文意がわかる段落だけを自分の知識だけで勝手に解釈する、という負荷こそが、脳に生気を生じさせているような、気が、しないでもない・笑。

なんだ、意識は死なないんだ!

夢をみたり、音楽を聴いたり、街角の風景に感興したり、右手のカーブにうきうきしてしまったり、ふと太田の旧家のお風呂場のお湯の流れを思い出したり、死んだ知人や離れて暮らす家族の声たちが脳内再生されたり、友だちのことを想ったり、と、とても有意義でも生産的でもない時間を味わって過ごすようなところがあるなあとこのところ思ってはいる、独りで回廊を抜けて屋外喫煙所へ歩いてゆくにもぞろぞろと友人たちや親戚や祖父母などと大人数で他愛のない声をあげながらという気分であったりする。

お殿様からポールマッカートニーとレッドツェッペリンの話を振られて、社用車の録音ファイルでビートルズのホワイトアルバムなんてかけて走った。

皇居前、学士会館、東京ドーム、小石川図書館ルートで帰宅。ヨアヒムバーデンホルストのCDを夢見心地で温泉気分、癒されるー。残り物のごはん、キャベツ、タマネギ、春菊、茗荷を味噌煮するとナベ一杯。


とっくに締め切り過ぎていたのに神野さんが入稿しているので、さくさくっと年間ベストを書いた。


年間ベスト


<海外>


剛力彩芽似の双子が、ECM喫茶で検索して月光茶房に来店したという、原田正夫が30センチ宙に浮いていたとちひろさんが眼差していた、そんな光景が、即興とコンポジションの視野だけで拓かれたECMレーベルの45年を照らしている進行形、ECMの謎は今も解けないでいる、「あなたのことがもっと知りたい」、音楽に駆られてどこへ行くのだろうか。

ECMの2014年は、『Lathe of Heaven(天のろくろ)(http://www.jazztokyo.com/five/five1132.html)』によってマーク・ターナー(シーンでピカイチのサックス奏者)の可能性を改めて世に知らしめた年だったと言える。前年に「ジャズ史の潮目の変化を痛快にドキュメントし始めた」と言うべきトーマス・モーガン(シーンでピカイチのベース奏者)の集中リリースに次ぐセカンドインパクトである。

今年のマーク・ターナーは『ステファノ・ボラーニ・トリオ/ジョイ・イン・スパイト・オブ・エヴリシング(http://www.jazztokyo.com/five/five1141.html)』(ECM)やトム・ハレル盤(http://www.jazztokyo.com/five/five1145.html)でも遺憾なく大物ぶりを示していたこともあった。

マーク・ターナーのダウンビートの読者投票(画像)では11位なのだね、だけどぼくの耳の測定では1位のクリス・ポッターとのツートップであることや、この二人のことを故マイケル・ブレッカーがジャズ史のバトンが渡った二人であることを早くに明言していたことは、これまでも書いたっけ。

ターナーのセカンドインパクトをどう記述するかという点では、やはり重力とか空間性といったジャズを記すのにあまり使われない語を優先的にあてないと伝わらないとは考えている。そこから先がうまく説明が進まない。

今年のタワーレコードの無料冊子『イントキシケイト』の表紙が、キース・ジャレット、チャールズ・ロイド、そしてこのマーク・ターナー・カルテット、と、特にその号に大きな記事が無いにもかかわらず採用されていることに、何らかの兆候を受信している。編集長の高見一樹さんの判断だろう。高見さんはECMの新譜群に対して、限られたスペースであるけれど光るウォッチャーぶりでレポートし続けている。

Manfred Eicher in conversation: Mark Turner's "Lathe of Heaven" (ECM Podcast Vol. 2)

https://www.youtube.com/watch?v=doZ2Sl6bDs8




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12月07日(日)
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