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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■タダマス13フライヤー 編集CDR『無題あるいは花曲』感想ノーツ


タダマス13のフライヤーができました。
水面のような写真はどのように撮られたものだろう。美しい謎だ。

やっぱりおいら態度でかそう。


手前の「白タダ」にまず眼が行き、次いで奥の「黒マス」に移るのですが、ここで視線は何を飛び越えているのでしょうか。手前と奥と空間の奥行きをしっかりと感じさせながら、どちらかがぼけるというのではなく、横に並んではいないのに両雄並び立つというか。白と黒の対比も鮮やかで、特に多田さんの組んだ腕のワイシャツの白が反射や皺の陰影で浮き立っているのに、益子さんの黒は音もなくまったくシルエットに沈んだまま。表と裏が次々に入れ替わる眩暈をもたらす「二人のジャック」。いやー見事ですー。
(福島恵一)

”表と裏が次々に入れ替わる”ほんとだ。
福島さんのテキストを読むと世界が鮮やかに見える。

写真はすべて原田正夫さん。アートの次元だ。



編集CDR『無題あるいは花曲』 感想ノーツ

01 Tennessee waltz / Great3 菊地雅章 [Tennessee waltz
プーさん、ゲイリー、トガシのトリオ。96kHz Sampling Digital Recording 94年3月29日新宿ピットインでのライブ録音。山口孝さんちの完動パラゴンで聴いた以来、入手できないままでいた。テネシーワルツ好きな曲じゃないの、だけど、そんなのもろともしない深い演奏、かーっ、ゲイリーのベースの響きの音の良さ、良さ、良さ!オーディオ地獄で聴いたらそこが三丁目だ。なんだそれ。

02 Agnus Dei [Faure:Requiem/ミシェル・コルボ指揮ボーイソプラノ1972年
うおお。フォーレのレクイエム。人類の至宝、天国のコーラス。地獄だの天国だの幼稚園児か。耳がレイヤーのスケールで聴取している・・・こ、こんなふうに聴こえるのかー!

03 If Grief Could Wait / Susanna Wallumrod Giovanna Pessi  [If Grief Could Wait
フォークのバラッドを歌うような女声、伴奏のような古楽器が拮抗する響きの前景化。これも、バリーガイらのダウランド・プロジェクト同型の、未来のリスナーに資する作品の試み。

04 Charmes - Pour Penetrer Les Ame / Josep Colom [Mompou - Cancons I Danses
05 kakyoku / 安田芙充央 [花曲
06 Louange a l'Immortalite de Jesus [Messiaen:世の終わりのための四重奏曲 ルーベン・ヨルダノフ(vln) ダニエル・バレンボイム(p)他
07 ハバネラ形式の小品 :Ravel / Ginette Neveu [ジネット・ヌヴーの芸術U
08 The Little Match Girl/ Loren Mazzacane Connors  [The Little Match Girl

ECMフォーク古楽な3・9曲目に挟まれたこのエリアの5曲の並びは黄金である。
繊細なタッチたちを、かなり遠くからそれぞれ運んできてシェフがオードブルを作るかのよう。

モンポウを前座にして。

安田芙充央の『花曲』1曲目は生け花の如くに響く。ECMはなぜ安田芙充央のピアノを録らないのか。録れないのだ。聴きたまえ、この蜃気楼のゆらぎのような残響を。稀有な、稀有なバラッドである。

メシアンの美しさ、録音の透明さに耳をゆだねていると、アナログ盤を竹針で擦ってぱちぱち鳴る中で呼吸するヴァイオリンとピアノを渇望するところがある。

するとジネット・ヌヴーの録音がそれを果たすべく耳に到来し、”メシアンをヌヴーで聴きたい”という願望があったことに気付かされるのだった。

そして、ローレン・マザケイン・コナーズの分類不能性に漂うようなストロークが、「花曲」との狂気の併走状態に思えてくる。

09 An Evening Hymn / Susanna Wallumrod/vo Giovanna Pessi/baroque harp  [If Grief Could Wait

10 Ev'ry Time We Say Goodbye/ Ray Charles & Betty Carter  [Ray Charles&Betty Carter

この日本語ソング3連弾も至福だ。

11 思い出のアルバム / 小沢昭一

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03月28日(金)
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