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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■笹久保伸@平河町ロゴバ
評判のギタリスト、笹久保伸を聴いてきた。麹町から徒歩2分、平河町ロゴバという家具屋のオープンスペースでのコンサート。ギタリストの目の前で108万円のソファにひっくり返って聴いてきた。ギターをこれくらいの至近距離で、というのは現代ギター社のホール以来だろうな、音がいい!ゲンダイオンガクだとか、インプロの聖地のひとつ埼玉ホール・エッグファーム(懐かしいゆで玉子屋だ)で演奏したとか、怖いもの見たさであったけれど、すごく楽しかった。

高橋悠治の68年作品、どこかに68年らしい表現の感触があるかと耳をそばだてたが、するすると(たぶん難解な)楽譜が足元に落とされ音は空気に溶けてゆくようだった。

ギター2台での「しばられた手の祈り」、悠治さんが朗読の「ジョン・ダウランド還る」は良かったなあ。

クラシックのギタリストだと思えない柔らかさ、というんか?褒めてんだか、よくわかんないだろ。

だいたいこの界隈の音楽は、ブリザードが吹き荒れていたり、ずっぽりと足元が底無し沼のようなシャーベットだったり、凍えるところでどう戦うかというものなんだが。自作曲の自然な楽しみも好ましい。笹久保の歩む雪原はじつに軽やかだ。


1. メタテーシスU(高橋悠治)1968年作曲
2. 重ね書き(高橋悠治)2010年度委嘱作品
3. しばられた手の祈り(高橋悠治)1976年作曲(ゲスト:金庸太)
4. ジョン・ダウランド還る(高橋悠治)1974年作曲(ゲスト:高橋悠治)
〜 休憩 〜
5. 3つのペルー伝承音楽(音源採集、編曲:笹久保 伸)
6. プリペアドギターの為の3つ(笹久保 伸) 時間とプロセス/蜘蛛の糸/人魚への捧げ物
10月22日(金)
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