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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■リヒャルトシュトラウス作曲の「皇紀2600年奉祝音楽(1940)」

おんがくのかみさまへの告白のような文章が浮かんでは消えて。道ばたの風に揺れる冬の草花からも音楽が聴こえる。
「縁」(えん)というコンセプトによる、世界をまなざす視線をゆがめてしまいそうになるたくさんのノイズの除去、慰撫の方法、
に、準拠するわけではないけれども、だってこないだのNHKラジオで達観したおばちゃんが何物にも「ご縁」を感じてそれらに支えられてわたしは幸福ですなんてハガキ書いているなんてまっぴらじゃない?、「ご縁」によって自分では予想できなかった世界の見え方におののいたり歓んだり哀しんだり、出会いの数だけ別れは増える、んだよね、いつだって怠惰ではいたくないし、いつ見ても怠惰にしか見えないんだけどさ、おれ、上野樹里なんだもん、あさってかもしれなくても、ぼくらは旅に出る理由に従って大きな旗を振ってミュージックキャンプに、同行二人は、空海でもあるけど、荒川修作でも、三善晃でも、スヌープドックでも、後藤正文でもあるのだ。



サージェントペパーズの1曲目から2曲目にさしかかったところにいる。
月は相変わらず出ている。カメラでお月さまを見えているように撮りたいとある日気付いて、あ、それは四国の空を飛びまわりたいと讃岐うどん屋の昼下がりに眩しい舗道よりも胸の内がわにともった小さなひかりのように思った香川県の拡大された地図の輪郭。
希いといったものはじつは地形のかたちをしているのであった。



もとより音は色彩となって訪れるのであるから(時間がかかることもあるよ)、それらを辿ってゆくと満ち欠けるお月さまと照らし出される深緑とも青紫ともつかない永遠の色をした空間の発光、ふたつの様相に行きつき、それらは千変万化する普遍のもの。
その下で。
地上でなべをつつくように、だれかをともにしたい。生きたひと、生きているひと、ぼくの子どもたち、これから出会うひと。うつくしいひと。

遠くにあった場所、目を閉じればそこに居られるのに、二度と辿れない道のように。

高野山で泊まった部屋から見た向かい側の屋根の戸板と霧雨と太陽のひかり。



こないだ16さいの息子に『ソーサラー』をあげて、「ごめん、『ネフェルティティ』から聴いたほうがいいんだ、こんど持ってくる。」と宣言して、忘れてた。
『ゲット・アップ・ウィズ・イット』と『イン・ナ・サイレント・ウエイ』もだよなー。
アドリブに見切りをつけたマイルスは早いうちに聴かせておかなければなるまい。

ウイリアム・パーカー、ジョー・モリス、マット・マネリ、ティム・バーン、マルク・デュクレたちは、
<「新しく」はなかった/新しくある必要はなかった>
そこんところを前提に現代ジャズはある。・・・なんつて、とてもおおざっぱすぎかつごかいをまねくよなことかいてごめんね。



『ローム ミュージック ファンデーション SPレコード復刻CD集 <日本SP名盤復刻選集T〜W>』5CD
リヒャルトシュトラウス作曲の「皇紀2600年奉祝音楽(1940)」を収録。
これがすごい。日本のオーケストラの水準をうんぬん言わずもがな、しかし、小津安二郎の世界が聴こえるのです。これはいったいどういったことなのでしょう。

・・・うつくしい、とか、皇紀2600年とか、書いてますけど、ぼく現政権を支持しているわけではないですからね、念のため。



このごろCDを1枚通して聴くことはあまりない。図書館からかりた『細野晴臣ベスト15』を聴く。
01. チュー・チュー・ガタゴト'75 02. 東京Shyness Boy 03. YELLOW MAGIC CARNIVAL 04. 熱帯夜
05. ハリケーン・ドロシー 06. 北京ダック 07. 香港ブルース 08. チャタヌガ・チュー・チュー 09. 蝶々さん
10. チャウ・チャウ・ドッグ 11. 絹街道 12. ポンポン蒸気 13. ブラック・ピーナッツ
14. "サヨナラ"ザ・ジャパニーズ・フェアウェル・ソング 15. アヤのバラード
このベストはいまいち。やっぱりアルバムごとに聴こう。



サックス=マーク・ターナー、ヘンリー・スレッギル、ミシェル・ドネダ
トランペット=五十嵐一生、田村夏樹

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12月11日(月)
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