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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■この「調律されていない」(西洋音楽のスケールにて、は)三味線の鬼気迫るイントロ、あと平原綾香
TRUSSARDIのワイシャツにそろえることにする。プロ仕様の黒スーツがほしい。秋にはほしい。
日本伝統音楽の巨匠シリーズ25作品■が届く。
いまでもわたしの耳なぞに関心をお持ちになられるECM関係者に申し訳ない気持ちでいっぱいです。サイトで丁寧に取り上げさせていただきます・・・。
エイベックス・トランス@幕張メッセのDVDを観る。音量をあげると、ほとんど自動的に精神が高揚してしまう音楽である。
この音楽の横で、ラジカセがBGM的な祭囃子を、鉦がチンチンと執拗にリズムを打ち鳴らす、その祭囃子が、エイベックス・トランスと同調する瞬間に、幕張メッセに集う得体の知れない若者たちが、はっぴを着た日本人に見えて安心する。
そいえばそれって、小室哲哉の「Boy Meets Girl」のtribal mixの和太鼓が教えてくれていたことだったわよね。
小室哲哉が顧みられるのはいつになることだろう。
「Crazy Gonna Crazy」「Survival Dance」「Boy Meets Girl」「I’m Proud」「Can You Celebrate?」
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Jポップのクラシック・インフルエンス極まれりという存在にある平原綾香ちゃんの「明日」の歌い出し「ずっと、そばにいると、あんなに、言ったのに」、の、「あんなに言ったのに」、は、「あんなにー、(い)ー、ーったのにー」、と歌われており、「あんなに、○○ったのに」、と、行為名を隠蔽して歌っているものなのだと、勝手に聴き、その行為名との落差において、わたしは過剰にこの曲に感動をしてしまうのである。
綾香ちゃんはカレシとどんなことをしていたのだろう。ずっとそばにいると、あんなにイッたのに。なのかな。そんな過激な歌を、弦楽四重奏をバックにして、わがままそうな綾香ちゃんのひしゃげた下くちびるの意志を覗き込むと。
経済学者のアルバート・メラニアンは「実際に会って話すコミュニケーション」において、決定的な影響力を持つ要素として
言葉(内容)=7%、声の調子(トーン、話し方)=38%、態度・表情=55%、と、分析している。よくきけ、ウイントン・マールサリス。
ウイントンがポール・デズモンドより技巧的に高度であることは了解してるし、いつまで声高に話しているのかウイントン、そのコンプレックスの歪みに不健全なものをやはり感じざるを得ない、というか。
わたしが理解し感服したサックス奏者を時系列に並べると、ヤンガルバレク、オーネットコールマン、林栄一、チャーリーパーカー、エヴァンパーカー、エリックドルフィー、スティーブレイシー、ジョーマネリ、ミシェルドネダ、ポールデズモンド、菊地成孔、と、こういう順序に耳が拓かれてきたものである。いま取り組んでいるのは、レスターヤングである。油井正一せんせいの『モダンジャズの歴史』を25年ぶりに読み返して、耳の並べ替え、再インストールに手間取ってしまうが。
サックスは言葉に近づく。
さて、日本伝統音楽の巨匠シリーズ、最初に耳にするのは義太夫である。
げげげっ!この「調律されていない」(西洋音楽のスケールにて、は)三味線の鬼気迫るイントロに心臓がわし掴みになる。
げ。何か唸っている。な、なんだ、呪文か?聴き取れねえ・・・。
ジョー・マネリの『tales of rohnlief』よりも上位に置きたくなるような、戦慄すべき音響空間に・・・。
わたしは、葬儀屋をしていた時期に、毎度毎度の坊さんの読経を判定しては、お布施の金額と相関関係がないことに「資本主義的異議申し立て」をしては上司に疎まれていたものであるけれども、このおっさんは、上手い。上手すぎる。
5000円は高くない。
しかし、歌詞、というか、この物語の内容を初心者にわかりやすく伝える、という観点でみれば、このぶっきらぼうな解説書は仕事として不誠実ではないだろうか。
がんばって、サイトにいいレビューを掲げよう。
05月09日(月)
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