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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■パット・メセニーの最高傑作は『Quartet』である。パット・メセニーの夏の匂い。
2・16の日記でBay City Rollersの「You Made Me Believe In Magic」を思い出していた。
そういえばThe Policeの「Every Little Things She Does Is Magic」という曲もあったよなー、
マジック、つえばそんまま、Pilotの「Magic」というのもあっただなー。
どの曲も、子どもの頃に心のヒットチャート1位になってがんがん耳の中でリピートさせていた曲。
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「メセニーの女性ヴォーカルとのライブ、いいですよ」
「え?そんなCDあるんですか?」
「以前、メセニーはNOAというヴォーカリストをプロデュースしたことありますよね。その声とも通ずるもので、メセニーの嗜好がはっきりあらわれていますね。」
「はあ・・・NOAは聴いてないもんで・・・。」
「たださんにとって、メセニーの最高傑作は何ですか?」
「・・・『Quartet / Pat Metheny Group』。」
「じつはぼくもそうなんですよ。」
「え!ほんとですかー?はじめてですよ、そんなひと。メセニーにとっての創造のピークって、2つあるんですね、『The First Circle』の時点、それから、『Secret Story』『Zero Torelance For Scilence』のダブル・リリースした時点。」
「ダブル・リリースではなかったはずですが。」
「いやいや、『Secret Story』をはじめて聴いたとき、こんな傑作を創造してしまったメセニーは死ぬかもしんねー、と、まじに思ったし、そういう心配をしていたんですよ。それで、相次いで『Zero Torelance For Scilence』なんて途方のないノイズをマーケットに提出して、それでメセニーは救われた、と思った。」
「たださん、ミュージシャン殺すの好きですねー。」
「パターンですね。メセニーがインタビューにこたえて“この二つの音楽はぼくの中で同時に鳴っている音なんだ”と発言したのを読んで、ぼくはほんとそのように聴こえていたリスナーだったから、ひどく納得していました。」
「ぼくも同感でした。」
「メセニーはECMを離れて良かったんです。ECMにいたままだと、オーネット・リスペクトな作品、『80/81』『Rejoicing』は作れたけども、オーネットとの共演(『Song X』)は果たせなかった。」
「ゲフィンに移籍していきなりオーネットと共演しましたね。」
「ECMはドン・チェリーともチャーリー・ヘイデン、ポール・モチアンとも制作してきたけども、大将のオーネットだけは制作できなかった。オーネットも自分のレーベルを作っていたから、縁が無かった、と言うべきか。」
「そうですかね。」
「オールド・アンド・ニュー・ドリームスというグループがあったでしょ、ドン・チェリー、デューイ・レッドマン、チャーリー・ヘイデン、エド・ブラックウェル、この4人がクールにオーネット・リスペクトをしている。70年代後半のオーネットの沈黙に対する制作だったと読むと、オーネットはいやがったかもしれない。」
「もっと本能的なものな気がしますけど。」
「まあね。そのECMでの作品(『Old And New Dreams』『Playing』2作品ある)については、砂上の楼閣である、という批評がジャズ誌に載ってて、あとからその記述するところがこっちもわかってきたところがあるけど。すごくいい作品だけどね。」
「思えば、ECMはジャズに切り込んでいたラインが70年代後半にありましたね。」
「ECMはなんとかニューヨークのジャズ・シーンの捕獲を試みているようなところがあるんだけど、84年前後の、ECMニューシリーズ発足と、ジャック・ディジョネットのデビッド・マレイを擁したスペシャル・エディション、メセニーの『ファースト・サークル』、ジャレットのスタンダーズ録音、と、足並みが揃った時期がECMの分岐点だったかもしれない。ジャズ・レーベルを模索するのか、クラシックのレーベルになるのか。ECMのアメリカ側のスタッフが新生ノンサッチに抜擢されたのも、平行して。」
「そうでしょうね。メセニーは『Still Life』『Have You Heard』『We Live Here』『Immaginary Days』をECMでは作り得なかったかもしれませんし。」
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02月22日(日)
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