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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■初夢・英『WIRE』誌1月号・レコ大
葬儀が行われている。
薄暗いお寺の講堂。
坊さんが大きな仏壇に向かって経を読んでおり、坊さんの横に白木の棺が置かれている。
見ると、棺の蓋が開いていて、中から赤外線のような光が広がっていてそこから熱が発せられている。
ぼくはいつも仕事で着ている黒革のコートの襟を合わせている。
横に、以前勤めていた会社の別の部署の上司が立っている。「祝(ほうり)さんじゃないですか」と声をかける。彼はちょっと照れ笑いをしている。(なるほど葬儀の仕事もしてるんだ…)と思いつつ「なんだ、祝さんの“ほうり”って、やっぱり“屠る(ほふる)”だったんですね」と言った瞬間、棺の中がガタッと動いた。
母方の祖父の葬儀にぼくは参加しており、遺体はまだ火葬されていないことがわかった(現実では十数年前に祖父は亡くなっている)。
棺の中の遺体が、酔いから醒めるようにガタガタと音をさせながら起き上がってくる。
い、生き返った?と見ると、髪の毛が長くベタベタになった若者が立ち上がった。胸毛が生えていて、白い肌で、筋肉質な体だった。
これは、若かった頃のおじいちゃん、なんだ。
「おう、まさのりか」と、その若者は言った。ぼくは、鼻のかたちや口元の輪郭を確認しながら、(おじいちゃん、ぜんぶ知っているの?)(ここに生きているひとたちの心の内面やしてきた行為のすべてを)と、問いたい気持ちになりながら、脳裏で(自分はどうだろ、悪い気持ちでは生きてこなかったよな)と思いながら、この怖い若者(これから彼は生きる者を断罪してゆくのだろう)に安心した無防備な気持ちになって目を閉じた。
すると、布団の中だった。
時々見る奇妙な霊的な夢が初夢だったし。
なべを火にかけて、郵便受をのぞくと4枚の年賀状と英『WIRE』誌1月号が届いていた。
特集は年間ベスト(「2003 Rewind」)。
1・2位は、ロバート・ワイアット『クックーランド』とデヴィッド・シルヴィアン『ブレミッシュ』。
順当。さすが信頼に足る音楽雑誌だなあ。
JAZZとIMPROVの分野の年間ベストをチェックすると。
…お!ジミー・ライオンズのボックスセット(5CD)、PI RECORDINGS の2枚(アンソニー・ブラクストン&ワダダ・レオ・スミス、アート・アンサンブル・オブ・シカゴ)、が!
…なんと、これらのCDは、ぼくが車に載せてまで愛聴している日々のジャズ盤なのだ!
「タワーやユニオンに行っていくら買っても聴いてもピンとこなくて、最近のシーンはさっぱりわからなくなってしまったなあ、最近はアート・ペッパーとかリー・コニッツとかやたら気持ちいいし、もう若くはないんだろう、こないだネット直販で入手したジミー・ライオンズにブラクストン、AECは、あいかわらずだけど、現在を生きている、って感じがするよなあ、とりわけトンがっていなくったっていいじゃん、電子音使ってなくたっていいじゃん、今日もこれ聴こー」という具合に。
ベテランの普遍性。内容はすごくいいけど凡庸な賛辞しか思いつかないこれらの盤、が、英『WIRE』誌では若手のアーティストを押しのけて評価されている。「なんだ、拾ってんじゃん、おれー」と友だちに自慢したくなった(と、ここで思いっきり自慢している)。やっぱ自分のジャズ耳を信じてあげよう。
IMPROVでは、キース・ロウ(AMM)が2枚もノミネートされている。日本のExias-Jや杉本拓も。
キース・ロウ(即興系ギター奏者・英国)といえば。
3年前のデヴィッド・シルヴィアン来日公演で、メンバー紹介されてて「ベース、キース・ロウ」のアナウンスに友だちが「ごえっ?(え+濁音、もしくは、え?+げ?+おえ?、の発音)、あのキース・ロウ?ベース?」と、驚いてたことがあった。同名別人のミュージシャン。
(でも今年のシルヴィアンはディレク・ベイリーと共演してるし)
レコード大賞が3年連続で浜崎あゆみだった。ありえねー。
断然今年は『世界でひとつだけの花/SMAP』の年だっただろー。
なんとスマップはNo.1にならなくていいという歌だからレコ大は辞退したというではないか(休みたいだけじゃん、槇原に作詞賞やれよー)。
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01月02日(金)
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