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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■おいらの偏狭な現代ジャズ・ヴィジョン
(jazz.comに、FMラジオWKCRで今年の9月4日に収録されたモチアンへのインタビューが載っている。今年ESPレーベル65年のローウェル・デビッドソン23さい・トリオ、ミルフォード・グレイブス23さい、ゲイリー・ピーコック30さい、が、復刻されているが、モチアンはこのピアニスト、デビッドソンの才能をすごく買っており、76年には一緒に録音までしたという。それがすごいんだ、と、モチアンは言い、そのテープをモチアンはアイヒャーに渡してあるんだが、アイヒャーにきいたらどこにあるかわからんと言われたとこぼしている。こらアイヒャー、ラヴァとボラーニにあんなデュオを強要録音、おまえが監視してるのがわかるような作品じゃないか、してるひまがあったら、このテープを徹夜して探せよな。あとモチアンは55-56年ごろにテオ・マセロのもとでエドガー・ヴァレーズと録音をしていたと述懐している。ヴァレーズを、じゃなく、ヴァレーズと、だと?で、そのバンドは8・9人編成でアート・ファーマーもそこにいたという。あ?アート・ファーマー、ですか?・・・あと、80年にメセニーと演奏していて、まじか?、メセニーにギタリストを推薦してもらったのがフリーゼルだったとも語っている。尊敬しているタイコはケニー・クラークで、やっぱり!、パーカーとギグしているのを夢中になって聴いたという。トリスターノとのハーフ・ノート時代のことも語ってほしいぞ。まさにモチアンこそ生きたジャズ史ではないか。)
78さいの闊達で最前線なジャズのドラマー、って、どうなのよ。次世代のドラマーは誰かいないのか。ポール・ニルセン・ラブもジム・ブラックもナシート・ウエイツもマヌ・カチェも本田珠也もエリック・エシャンパール(Eric Echampard)もギレルモEブラウン(Guillermo E. Brown)、ハミッド・ドレイクもいいが、おれはひそかにノルウェーのトーマス・ストローネンに期待している。ストローネンは音楽が視えている稀有なパーカッショニストだ、おれはこの未知数である単勝万馬券に賭す。ストローネン、いいからはやくニューヨークに出て来てジャズと向き合え。
この作文を。ウイリアム・パーカーにささげる。ニューヨークのジャズ・シーンの中心的な存在であるベーシスト、バンドリーダーだ。会ったことはないけどその人柄はおびただしい数のCDの音に残されている。いや、さ、いまWilliam Parkerとぐぐって彼のサイトにアクセスしてみたら。音楽が流れてきて、おいおいおい、これだよ、と、聴き始めたら泣けてきた。ニューヨークのジャズは鳴りやまない。なんかねー、盆栽の広告文のようなわが国のジャズ業界は恥ずかしいよ。ジャズはもういいわけないです。
12月25日(木)
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