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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■タガララジオ54 ECM50周年によせて
 ECMというカタログはアイヒャー一代のものであろう。生まれた南ドイツのリントで耳をすましていた彼の始原を想う。

 現在性について話をとばすと、令和は聴取である、アナログの復興もSpotify音質の限界も当然に訪れ、フィールド・レコーディングなり、これまで手にしていなかった音響空間の拡張に私たちの耳は気付きはじめている。リバーブ、空間性、音響に早くから自覚的だったのがECMだと捉え直されている。

 今回、昭和の名盤・平成の名盤として、高音質UHQ-CD仕様で耳にすることができる。アーケイド、ヒューブリス、ブレゲンツ、ロスリンとまるでわたしがねじ込んだような盤までセレクトされているのが嬉しい。ECM1600枚の魔境には、ジャズでもクラシックでも古楽でも掬うことの叶わない音楽の宝石が埋蔵されているので、ここから深堀りしてほしい。

*多田雅範(musicircus)

12月11日(水)
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