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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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萌えないけどかわいい。距離感も、考え方も、台詞も素晴らしく普
通。普通のことを普通に描く天才が、センス・オブ・ワンダーの普
通さも普通に描いてます。人間って基本的にはなにをしていてもか
わいらしい生き物なのかもしれません。
◎CD
角田俊也『ソマシキ場』
おそらく5年以上続けていたライフワークの一区切り。録ること、
聴くこと、思うこと、思い出すこと、忘れること、など。言葉が思
いつかないので以上です。
◎ライヴ
パンチ・ブラザーズ@ブルーノート東京
まさかマイク一本でやるとは。ブルーグラスがいなたいなどと誰が
言ったのか! 超スタイリッシュ! 年明けに出るクリス・シーリ
ーとブラッド・メルドーとのアルバムが楽しみ!
かえる目@吉祥寺キチム
『切符』のレコ発。「三人姉妹」にうたわれる機械のせつなさはゼラ
ズニイを超えたと思いました(0か1かをあんな詩的に表現できるなん
て!)。爆笑ソング「ボブ・ディランのうた」の音源化を切に願って
おります。
◎おかし
ヒグマ・ドーナッツ@学芸大学
7月ころいつの間にか開店していたのでフラッと寄って食べてみたら大
当たり! かなり軽めでふんわり系。小麦のうまみが生かされていて、
目白かいじゅう屋丸パンの世界を感じましたね…。
◎自転車ロードレース
パリ=ルーベ
カンチェ、ボーネン、サガンを差し置いて優勝したのはまさかの37歳
超無名ベテラン、マシュー・ヘイマン。実況も「ヘイマン? ハイマ
ン?」と発音がブレまくる無名っぷり。ネタ的にも展開的にも後世に
語り継がれる名レースでしょう。その後ヘイマンはツール最終日に
「シャンゼリゼは石畳だから僕も勝てるかもね」とか言い出してました。
【木村元(代表取締役)】
◎本
アン・ウォームズリー(著)向井和美(訳)『プリズン・ブック・
クラブ──コリンズ・ベイ刑務所読書会の一年』(紀伊國屋書店)
ぼくはつねづね本というものをリベラリズムの象徴だと思っている
のだが、まさにそのことを代弁してくれるような本だった。「読書
の楽しみの半分は、ひとりですること、つまり本を読むことよ。あ
との半分は、みんなで集まって話し合うこと」(登場人物のひとり
キャロルの言葉)。リベラルというのは、「みんな」でできた社会
を受け入れることでもあるけれども、それぞれが「ひとり」である
ことを認めることでもある。いや、そんな七面倒くさいことを言わ
なくても、読む人すべてに本の可能性、素晴らしさを感じさせてく
れる1冊です。
◎CD
御喜美江(アコーディオン)『アコーディオン・バッハ』(ナクソ
ス)
1996年の録音の20年ぶりの復刻だそう。「風の楽器」アコーディオ
ンならではの涼やかさと風通しのよさで、リアルな物質性を捨象し
たバッハ音楽の本質にせまる。
◎ライヴ/コンサート
2016年11月7日(月)サントリーホール
山田和樹(指揮)日本フィルハーモニー交響楽団
柴田南雄生誕100年・没後20年記念演奏会
山田和樹が次代につなぐ〜ゆく河の流れは絶えずして
(合唱:東京混声合唱団、武蔵野音楽大学/尺八:関 一郎)
柴田南雄という人がいかにすごい作曲家だったかをダイジェストで
聴かせてくれるような演奏会だったが、演奏会前からの指揮者・山
田和樹さんの「販促活動」のすごさに舌を巻いた。「ひらめき」で
演奏会を企画し、みずから実行委員長となり(演奏会のコストも自
腹)、Facebookページを立ち上げ、数多くの取材を受け、ついには
チケット完売!(どうせ当日券で入れると思っていた業界人連中が
何人も涙をのんだという) 当日のプレトークも聞き手を立てずひ
とりでこなし、文化庁芸術祭大賞受賞のおまけ付きという「豪腕」
ぶり。演奏そのものも素晴らしかったけれども、コンサートとか指
揮者のあり方、メディアの使い方なんかすべてを根本から考え直さ
せてくれた。とはいっても、これって柴田南雄が40年前からやって
いたことなんだよね。
◎舞台
2016年12月7日(水)三越劇場
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01月03日(火)
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