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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■タダマス21後記
コンポジションの存在は不問、というか、譜面でも指示でも枠組みでも、どこにあっても良い、(なにせ歌謡曲も現代音楽もジャズ的身体で聴いてしまう不自由さもアリだ)、
5. Ayumi Tanaka Trio
track 3: Tokoyo (Ayumi Tanaka) 6:26
雅楽のタイム感覚をモチーフにしたピアノトリオ、的確にお見事で、欧米受信仕様、
6. Nik Bärtsch's Mobile
track 1: Module 29_14 (Nik Bärtsch) 8:59
ニックベルチュの音楽は、禅に根差しているかは別として正しくECMにあってしかるべきとは認めている、映像でアイヒャーがベルチュに厳密に指示出ししながら共同制作しているのも納得、だけどなんだがどれも同じようにしか楽しめないでいる、
新作ではコントラバスクラリネットの響きを加えているところだ、
山田あずさちゃんのグループNouon 「KUU」がコントラバスクラリネット奏者の響きの価値を必然としていることと、世界的な同期を見せている、
7. Dan Weiss
track 1: The Drummers Meet (Dan Weiss) 0:56
track 4: Tony (Dan Weiss) 7:11
タブラ奏者は歌うことが要請されている、ダン・ワイス、
フィリージョー、エルヴィン、トニー、ジャズ史の神6ドラマーを採譜(作品リスト明示)して組曲にしてしまったオタクだましい溢れる怪作、
8. Ches Smith
track 1: The Bell (Ches Smith) 9:29
Craig Taborn - piano; Mat Maneri - viola; Ches Smith - drums, vibraphone, timpani.
recorded at Avatar Studios, NYC in June 2015.
album “The Bell” (ECM Records ECM 2474)
またしてもソロピアノ/ピアノトリオの革命がECMから、建築鍵テイボーン卿の鮮烈な出現は響きへの獰猛な問いかけに挑むものだし、それによってヴィジェイをはじめ演奏意識の革新が観測されている、というのがオラの見立てだ、昨年のタダマスベスト盤を獲得したマットミッチェルはテイボーンをストラッグるさせてみせた重力が強力なのだが、しかして今だにテイボーンは孤高だ、
マットマネリは当初からそういう響きへの志向を内包していた(ジョーじじいの遺伝子と言えるかどうか)孤高の、ヴィオラという楽器特性と宿命に向き合う、
さて本盤での聴きどころは、チェススミスのヴィブラフォンを繰る響きのコントロールだ、以前のオレならECMらしートラックだねーと素通りしていた、益子さんのオーディオでしっかりと揺らめいている響きのテクネーを示唆されなければ気付けなかった、
すごいものはさりげない、のだ、
9. Flin van Hemmen
track 1: Drums of Days I (Flin van Hemmen) 8:40
Todd Neufeld - acoustic guitar; Eivind Opsvik - double bass; Flin van Hemmen - piano, drums; Tony Malaby - tenor & soprano saxophones (2); Eliot Cardinaux - poem (4).
recorded at Firehouse Space, Brooklyn on June 22nd, 2014.
album “Drums of Days” (Neither/Nor Records N/N 005)
「菊地雅章の輪廻転生なジャケにおののく、が、ギターのトッド・ニューフェルド(と蓮見令麻)がまっすぐに皇位継承している(と、わたしが判断している)のに対して、このピアニストはある種の逃走を主導して可能性を拓いている。トラックごとに風景を変える歩みように、密教儀式を思わせたり、フィーレコ的に大学の学園祭リハーサルの夕刻にノスタルジア没入してしまったり、生活する時間を見つめるようなインプロヴィゼーションになっている、(そんな形容はふつうはしないか)」多田雅範
益子さんどうしてこんな盤を見つけたのですか!ええっ、トニーマラビーのグループでフリン氏が叩いていたのをライブで聴いていたとのこと、
「彼はギターの菊地雅章だね」(五野洋)トッド・ニュウフェルドは当然のように菊地雅章の托鉢を継いでいる、
ベースはノルウェーの鬼才エイヴィン・オプスヴィーク、汎ジャンル投入の変態でもある、
10. Julian Shore
track 2: Which Way Now? (Julian Shore/Jean Case) 8:42
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04月24日(日)
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