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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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そういう点においては、今回のディスクの中では「プーさん」こと菊地雅章さんのまだ未発売といわれるニュー・アルバム、そして、ECMからリリースされたヤコブ・ブロの新譜がとても心に残りました。菊地さんのアルバムはピアノなどとてもオンで録られているのですけど、そのヴォイスも含めて、予定調和的に整えた感じが皆無で、内なる衝動から湧き出てくるようなエネルギーがその音に込められているんですよね。そして、ヤコブ・ブロの音楽にもいえることなのですが、山本さんの言葉を借りれば、「隙間がある」。つまり、人が人として「呼吸が出来るだけのスペース」がその音楽にある感じがします。ミュージシャンが互いの音を確かめ合い、音の無いところも含めて音楽を創り出していくような「間の美しさ」、そんな感覚が、サランネットを外した「茶会記」のスピーカーから流れ出てくるサウンドから感じられたのです。というわけで、私もヤコブ・ブロのCDの方はその場でamazonの「購入」ボタンをポチってしまいました(笑)。菊地さんのCDの方はまだ詳しいリリース時期は未定みたいですけど、これも楽しみですね。

というわけで、5年目に突入したこの「タダマス」イベント、今年度も色々な刺激と発見を与えてもらえそうだなあという期待に満ちた滑り出しでありました。改めて、多田さん、益子さん、そしてゲストの山本さんに感謝を。

04月27日(月)
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