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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■三善晃追悼で、「夕焼けこやけ」管弦楽編曲鈴木輝昭
昼間の金沢駅前は右翼の街宣車が威勢のいい怒声を響かせていたのだった。竹島をこのまま韓国に渡すものか。30代は都議選で田母神を支持した。戦後の日本音楽界に輝いた三善を失った2014年の現在はそんなふうだ。

メンデルスゾーンは合唱もオケも指揮も素晴らしいもの。おそらく曲が素晴らしくない。オルガンが弾いているのは見えるけれど音が聴こえないのはおれの耳がお年寄りなせいかホールのせいか作品のせいか。佐村河内モンダイが明らかにしたのは、やはりクラシック界は怠けているということだ。現代音楽作曲家が高みに安住して大衆を顧みないでいるのは、メンデルスゾーンで手打ちをするしかない現状に出ている。鈴木輝昭が「夕焼けこやけ」でこれだけのものを聴かせることはできるのだ。三善の足元にも及ばない作曲についての必然も動機もない世代が、コンセプトでうそぶいている。

夜行バスまで金沢ゆめのゆ(天然温泉施設)。タクシーのおじさんの金沢言葉がたまらなくいい。金沢は京都の文化圏なのだ。温泉に入ってC級な定食を食べて。金沢発の夜行バス。遮光カーテンで覆われて風景が見えない、これでは揺れる棺桶だ。血圧が高くないのですぐにケツが痛くなって動けない。有磯海サービスエリア松代サービスエリア高坂サービスエリア。抜け出してストレッチ。22時金沢発、6時半東京駅着。もう夜行バスには乗らない。

音楽都市、金沢を堪能してきた。間もなく新幹線が通って2時間ちょっとで来ることができる。井上道義が育てるオーケストラアンサンブル金沢。次に三善晃の合唱+オケ形式の作品を演るのはいつだろう。その時は新幹線で来ようと思うのだった。

02月23日(日)
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