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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■黛敏郎オペラ「古事記」
作家島田雅彦が言ったように、オペラは無意識状態で眠ったように観るのがいいとか、高橋秀実が小林秀雄賞をとった『おすもうさん』で書いた大相撲をテレビ観戦していると眠たくなる謎といい、まあ、今わたしはばっちり目が冴えて書いてますけれども、

そうそう、23日に観た友人が松岡正剛の『連塾・方法日本T・神仏たちの秘密〜日本の面影の源流を解く』の第二講とつながってこのオペラを楽しんだ、と、それはぜひ読んでみたいものだと夜勤明けで横になると目の前の枕の横に積まれた本の背表紙がそれでした、読み終わったはずなのに。

帰ってきて、昨年購入した『黛敏郎の世界』(京都仏教音楽2010実行委員会編集)を読む。オペラ『古事記』(1993)は、89年にオーストリアのリンツ州立劇場から委嘱されている。古語で書かれた『古事記』を、擬古ドイツ語で表現した、なるほど。オペラ『金閣寺』(1976)は吉田秀和がきっかけを作っていたとか台本を三島由紀夫に相談したのが会った最後だったとか、それにしても、日本では誰も黛にオペラを委嘱しなかったのだね。

オープニングとエンディングに黛らしい牙を聴いたわたしですが、オペラ本編のほうは現代音楽していなくてエキゾチックな伊福部調も含みつつも歌い、流れるようであったのはそれはそれで一流のバランス感覚だったかと思う。

11月20日(日)
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