ID:7590
Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
[851479hit]
■年間ベストジャズトーキョー海外1枚
ギターのリオーネル・ルエケはアフリカ中西部出身で、ハービー・ハンコックが見出した逸材としてデビューしている(いま調べてわかった)。ルエケのギターの音、へんに外してしるようでそれでいて感覚的にはいい具合にどもっているような心地よさ。そしてまじに上手い。そんでやっぱり変態(YouTubeで観れるし)、音楽的に。
そしてピアノ、ベースは手堅く、必要十分に上手い。ときに必要以上に上手い。ピアノのアーロン・パークス23さいはカート・ローゼンウインクルと来日してたりするのか。パティトゥッチはあいかわらず上手いだけという経歴も本作での貢献は予想以上にプラスに働いている。
そして最後にリーダーのフェレンク・レメテ、ハンガリーのドラマー。ウエイン・ショーター作曲「E.S.P.」をのぞいてすべての曲を作曲・アレンジしている。・・・あ、ネメスはバークリーだけでなくボストンのニューイングランド音楽院も出ているのか。・・・そうか。ジョー・マネリ教授とも廊下ですれ違ったことくらいはあるな・・・。
おれはこのところ音楽について飽きっぽいところは猫以上で、3秒以上弛んだ音楽の流れには耐えられないでいる。この全編で70分あるCDは、聴きやすい疾走感を保ちつつ、弛んだところがない。音楽が瞬時の可変性を保ったまま、危うい緊張感のまま、5人の個々のミュージシャンのまさに図形的な配置の美しさの変化に耳は奪われるだけなのである。・・・いかん、何にでも書けるようなつまらないテキストになってきた。聴いてみたまえ。とにかくわたしはここでこの作品を掲げることで全世界のジャズジャーナリズムに宣戦布告をすることができる。稲岡さん、ありがとうございます。
よく読め。レーベル名は、Dreamers Collective Records、夢想家集団レコード、とでもいおうか。そのレーベルの作品番号1番が本作である。CDジャケの内側にあるメンバー写真には一緒に土星がプリントされてる。土星だぞ。
12月13日(木)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る