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Niseko-Rossy Pi-Pikoe Review @ Tokyo
by Niseko-Rossy Pi-Pikoe
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■武満徹:遠い呼び声の彼方へ!・ピンクのモーツァルト・司馬遼太郎『空海の風景』・『慕情/菅野邦彦(1974)』(TBM)
クラシックの流儀にはフランスとドイツの二大潮流がある。近代以降、ドイツがドイツ人を主軸にした西洋音楽史観を確立させた。日本はドイツからその西洋音楽を導入した。東京藝術大学はドイツ流儀のものになった。
ラテンは明らかにフランス流儀に一部にその痕跡がある。
一方で、イタリアの豊饒な歌曲から派生するパッションは存在の普遍なままに持続し、半ば独仏の抑圧装置でありつつ無視された。
菅野はブラジルに渡りいつしか円盤を追いかけて過ごすようであり、いわばシーンから失踪してしまった。
帰国した菅野は全身が旋律そのものになったものか、銀座のバーでピアノを奏でて生活をしている。
そこには単なる達観を超えた態度がある。
1974年の『慕情』は現在の菅野につながっている。
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「おとーちゃん、さー、おとーちゃんが尊敬するひとってだれなん?」
「じぶん。」
「しねっ!(怒)、まじめにこたえてよー。」
「じゃあ、空海。」
「だれそれ。たしか坊さんだよねー。真言宗だっけ、天台宗だっけ。」
「おまえはだれなの?」
「わたしはねー、獏良(ばくら)さま。こないだは獏良さまの誕生日だったから、わたしケーキ作って祝ったんだよー。」
「あのなー。高校生にもなってアニメの脇キャラかよー。」
「おとーちゃんの子だもー。」
「おまえさー、マンガのホンモノをわかってんのかー?」
「それは手塚治虫だよん。」
「おー、わかってんじゃん。」
「おとーちゃんの子だもー。」
「どこがだよー。おっぱいさわっちまうぞこらー。」
03月28日(日)
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