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羽積風narration
by 汐 楓菜
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■仕事と人間性
金銭的にはまったく自立してるので「早く働け!」と言う人もいないし、
取り急ぎ食うお金には困ってないし、
派遣ってのは経歴や資格や能力ももちろんだけど
'タイミング'ってのもかなり大きな要素なので、
「のんびりするかぁ」
と思ってあまり焦っては仕事探しをしてなかったのだけど…。
あれだね。正直しんどいわ、働いてないと。
休んでるとはいえ、
家でプログラミングの勉強したりはしてたんだけどね。
社会に出て働いてないってのは、しんどい。
先月までいた会社で人間不信っつーか
仕事不信みたいに多少なってるんで、
次のステップに行く気力は相当死んでたんだけど。
いや、ほんと。今まで派遣やってきたけど、
「去ることがこんなに悲しくない職場」ってのは初めてだった。
「自分の人生が良いものだったかどうかは死ぬときにわかる」
みたいなこと言うけど、派遣生活も同じような感じだと思う。
その中で働いてるときは、そりゃいろいろ愚痴もあるだろうけど
本当に去るそのときに「良かったな」と思えれば、良い出会いかと。
今回は、さよならするのが寂しくないってことは
無駄な時間だったんだろうな。と、つくづく。残念ながら。
もちろん、ごく数名、大切な人たちは居ます。もちろんです。
でも、そういう人たちとは個人的に連絡取れるようになってるからね。
すごく大事。感謝してるし、これからも付き合いが続くと思う人たち。
でも、会社に対する大きなイメージとしては、「せいせいしたぜ」と。
「'仕事ができるかどうか'と'人間性'は無関係だ」
って言う人が多いんだけど、そうでもない部分もあると思うんだよね。
自分の前工程や後工程や取引相手の人が仕事をやり易くできるように、
自工程で配慮することができるかどうかとか。
それって、'人間性'だと思う。
「周りの人にどんなに無駄な負担が増えてもいい。
全体でのコストダウンや時間短縮なんかどうでもいい。
少しでも'良い物'を作って出荷しようとか考えなくていい。
とにかく俺の工程から早く手離しゃいいんだ。
関われば関わるほど損なんだ。
どうせ褒められるわけでなし、給料に反映されるでなし
怒られない程度の作業をしてとっとと次へ渡せばいいんだ。」
そりゃどこの会社にもそういう姿勢の人も何割かはいるけどさ、
「それ、社訓かよ」ってぐらいに行き渡っていて。
また、実際に
'頑張ってるごくごく数名の人が明らかに損してる'
ってのも悲しい事実だったり。
「どうにかしようとしてるけどできない」っていう
'能力'や'技術力'の問題なら、まだいいんだけどなー…。
そういう'考え方'というのは、単純に
'人に迷惑をかけない'とか'人を気遣う'といった
'人間性'の問題じゃないかと思うんだよ。
新しく希望を持って入ってきた人材も
次々に毒されていくのがまた悲しくて。
「こんなに仕事をツマラナクやってる人ばかりで構成されている
会社が存在したのか!」というのは、衝撃的ですらあった。
ある意味可哀想でもあるのだけどね。
'仕事のヤリガイ'というものを一度も体験しないまま
定年を迎えていくのか〜…と思うと、ため息が出る。
とはいえ、人間、'知らないこと'には不幸を感じようもないから。
'一度知った喜び'を手離すときに初めて不幸だと感じるのであって。
そんなこんなで
「私がそれまでに行ったバイト先や派遣先では
たまたまこんな酷いところは無かったけど、
もしかしたら世の中にはこんな企業が多いのか?」
とか。もう、毒されて
「仕事なんて本当は何も報われないモノなんじゃないの?」
っていうような感覚に蝕まれて、次へ行くのに足踏みしてた。
けどやっぱ、ダメじゃ。働かんとダメじゃ、わたしゃ。
01月15日(土)
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