ID:73399
羽積風narration
by 汐 楓菜
[75243hit]
■進歩の無い愛を吐き出してみる
だいじな人なのに、
笑っていてくれると嬉しいと思うのに、
どうしていつも
ツマラナイコトやヒドイコトを言って
傷つけたり悲しませたりしてしまうんだろう。
お互いに好きでも、
お互いが相手に対して持っているその好意の
種類や大きさが違うのなら、それは
そこに両思いがあるのではなくて
片思いが二つ存在しているだけなのかもしれない。
…と思わされることが人生の中で何度かあって、
愛されているようで実は片思いばかりしている。
それでも、
お互いを大切に思っていること
故意に傷つけたいとは思っていないこと
それさえ信じ続けていられれば
きっと大丈夫なはずなのに、
それさえ絶え間なく信じ続けることができなくて
疑念の入る隙がいつのまにかできていて。
言葉は戻らなくて、時間も戻らなくて、後悔しか残らなくて。
その愛が、
感謝か 尊敬か 性欲か 打算か
なんて種類分けすることにきっと意味は無くて。
だって人間なんだから、アガペーなんて、ありえない。
わかっているはずなのに、やっぱり
崇高な種類の愛をどこかで求めている。
身体は、
あまり求められなさすぎても
愛されてないようで不安になったり
あまり求められすぎても
愛じゃないようで不安になったりするんだろう。
"適度"を求めるほど子供じゃないフリをしながら、
きっとワガママにそれを求めている。
それでもやっぱりそこにある感情が
愛情なのか性欲なのかの区別なんて
そこに身体というものが存在する以上
頭で整理なんてできやしなくて、
相手の身体が下半身不随にでもなって
初めて解決するのかもしれないけれど
そのときは今度はそこにある感情が
愛情なのか同情なのかで悩むんだろう。
身体でなくてもいろんな局面で全ては同じことで、
求めたり与えたりするバランスがうまくとれなくて。
どうして好きなだけじゃダメなんだろう。
どうして何かを求めたり疑ったり意味付けをしたり
ややこしくしようとしてしまうんだろう。
どうして私はいつもこうで、誰も幸せにできないんだろう。
07月03日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る