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羽積風narration
by 汐 楓菜
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■おさまらねーや
二日前の日記は…別に私が死にたいとか
そんな話ではなかったんだけど。
注目とか同情とか引きたいために
「あたし、今から死ぬからねっ!?」
とか言うの、よくあるじゃん。あれ。
あんなこと言われちゃあ、
「ダメ、思いとどまって、ね?」
って言うしかないじゃん。
「どうぞ御勝手に」っつった後で
ほんとに死なれちゃ後味悪いしさ。
っていうか、ほんとに死にたい人は
誰にも邪魔されないように黙って死ぬよ。
***
うちの親父は自分が働かなくて
生活していけなくなったときに、
既に事実上離婚状態だった妻のもとを訪ねて
「俺は今から餓死するから。死んだ頃に確かめに来てくれ」
というわけわからんことを宣って、
自分の家の鍵を渡そうとしたらしいんだが。
誰がそう言われて
「ラジャ。死んだかどうか見に行って第一発見者になるよ」
と、鍵を預かれるもんか(笑)。
で、結局そうやってまんまと
母の家にニヤリと転がり込んだわけですよね。
んで、その後、仕事を見つけたとたん
「どんな魂胆で俺を招き入れた!俺は頼んでないぞ!」
と暴れ出したらしいですが。もぅ、手に負えねぇ。
***
かと思えば今度は母親が働かずに
わずかな遺産も食いつぶして、
「死にたい。『死ね』って言って。背中押してよぉ」
などと友達に電話して泣きついているらしい。
誰も死なない程度に包丁振り回したりなー。
格好悪いったらありゃしねぇ。
で、私と会ったときに
先日までそんな状態で非常にヤバかった
などと訴えやがるし。
結局「養ってくれなきゃ死んでやる」って脅しじゃん。
勝手に死ねよ。つか、働けよ。
「ほんまに死にたいやつは、そうやって人に予告したり
せーへんの。同情してほしいだけで死ぬ気もないくせに。」
とは言ってやりましたが。なんつーか…なぁ。
「死にたかったんやもん。ほんまやもん」
って、挙げ句に「殺せ」って迫ってくるしな。
おまえごときのために私の手を汚せるか、って。
「楓菜も身体弱いのに、なんで彼氏に養ってもらってないの?」
って訊かれたのがいちばんイヤだった。
「みんな、あんたみたいに何でも人にやって貰って当たり前
って思いながら生きてないの。自分のことは自分でやってるの」
なんでそんなことを私が諭さないといかんのか。
***
国から認可されるような身体の障害も無いくせに働かないで
同情されようとするヤツ、ほんとヤダ。
仕事を選ぶヤツとかさ。
「レジや清掃ぐらいしかない」とか言って、何故かそれは対象外
なのな〜。あるんなら、それやれよ!何の権利で選んでんの?
“自称病弱”も“自称鬱病”も“自称老人”も
甘やかしてくれる環境が無い以上、みんな自分の力で食ってんだよね。
「仕事無いよね」「大変だよね」ってみんなに言ってもらって満足して。
「甘ったれんな、ボケッ」を同情の言葉に置き換えるのは、結構重労働。
06月30日(月)
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