ID:73399
羽積風narration
by 汐 楓菜
[75456hit]
■通勤電車で宮沢章夫を読む
期間限定バナナ味の誘惑に負けてしまい、
治療中の歯でドキドキしながらミルキーを食べている汐です。
お菓子を食べながらこんなことを言うのもあれですが、
掲題の“通勤電車で宮沢章夫を読む”というのは
汐がこのたび新しく提唱するダイエット法であります。
つい先日、知人とメールの折に
「私は原田宗典のエッセイをよく読むのだけれど、
他におもしろい男性のエッセイストはいないだろうか?」
と尋ねたのですが、早々に本屋で出会ってしまいました。
『茫然とする技術』(宮沢章夫・著)
私はこの著者の他の作品はおろか、宮沢章夫をいう作家の存在すら
知らなかったのですが、これは買わなければなるまい。
なにしろ、茫然とする技術というタイトルを目にしたことで
既に私は茫然としてしまったのだから。悔しいが、もう罠に嵌っている。
プロフィールをチラッと見ると
原田宗典と歳も近く、また戯曲家でもあるということ。
結論から言うと、これを読んだことで私に茫然とする技術が
身に付いたかどうかはわかりませんが、
この作者に人を茫然とさせる技術があることだけは確認しました。
そして、ダイエットです。正確に言うと、腹筋を鍛えます。
基本的に私は外出の際に本を欠かさず、
通勤電車などの公共の場所で読むことになります。
笑ってはいけない場所で笑う=笑いをこらえつつ笑う。
これがどれほど腹筋に負担のかかることか、みなさんご存知でしょう。
通勤電車でこの本を読んでいると、笑いをこらえつつ爆笑
しなければならない状況が、三行に一度はやってくるのです。
それはさながらアブトロニックのごとく(古い)。
この本を読み終わってすぐ本屋に行き、
『牛への道』
『わからなくなってきました』
『よくわからないねじ』
を買ってきました。私の腹筋運動は、まだしばらく続きます。
一連の作品では、しりあがり寿がカバー装画・挿画を担当しているのですが
彼の絵を初めて素直に「いいじゃん!」と思えたことも、大きな収穫です。
04月26日(土)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る