ID:73399
羽積風narration
by 汐 楓菜
[75718hit]
■小心者の自殺
不確かな記憶だけれど、globe の
『 wanna be a dream maker 』
という曲のプロモで、ガラスが割れて飛び散ってボーカルの
KEIKOが頭を抱えてむちゃくちゃになっている画がある。
ここ数年の私は、あの部分だけが心の中で繰り返し繰り返し
再生されているような感覚だ。
それでも
前後のことや世間体・誰かの一方的な期待・明日食べるお金
今日引き受けた仕事・昨日の発言・・・
そんなことを全部全部忘れて、羽目をはずして
気が狂ってしまえないところが、私の駄目なところなんだろう。
何もかも捨てて逃げても、案外どうにか生きているはずなのに。
それはそれで、それなりに、すべては動くはずなのに。
どんなにムチャをしているようでも
私の心には常に、冷静なブレーキが存在する。
明日のことが、心配だ。
人間は、弱いようで、強い。強いようで、弱い。
陳腐なセリフだけど。
適当なところで無責任に壊れておかないと、
後々大変なことになるような気がする。
大変なことになることさえできずに、
このまま老いて寿命を全うするような気もする。
昨日読んでいた田口ランディのコラムで
人を殺す人(自殺・他殺ともに)は、その人の『自我』を殺したいのだ。
肉体に恨みがあるわけではない。が、自我だけを殺すことができないから
肉体ごと自我も抹消することになるのだ。
というようなことを書かれていた。
(解釈が違っていたらごめんなさい)。
だとすると、今の私はまさに、その
『肉体を殺さずに自我だけを殺す』ということを
行なっているのではないかと思ったりする。
なんだ。私ってけっこう器用じゃん。
05月08日(水)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る