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かなしいうわさ
by 石井
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■おれ的わたし的2020ベスト
遅ればせながら!
【2020年アルバム】
・Sault /untitled (black is)
・GEZAN/ 狂(KLUE)
・Moment Joon/ Passport & Garcon
・Isayahh Wuddha/ Urban Brew
・米津玄師/ STRAY SHEEP
・夜のストレンジャーズ/ フリーバード
・Moodymann/ Taken Away
・Y Bülbül/ Fever
・Common/ A Beautiful Revolution (Pt 1)
・The Altons/ In The Meantime
【2020年シングル・EP】
・鴨田潤 feat.寺尾紗穂/ 二
・電気グルーヴ/ Set you Free
・BTS/ Dynamite
・民謡クルセイダーズ & Frente Cumbiero/ 民謡クンビエロ
・LITTLE TEMPO meets ALKDO/ Sketch of AMAMI vol.3 (LIVE at.ASIVI, 奄美大島)
・Yo La Tengo/ Sleepless Night
・Phoebe Bridgers/ If We Make It Through December
・海野高校ていぼう部/ SEA HORIZON /釣りの世界へ
・Thundercat/ Fair Chance [Floating Points Remix]
・ケロポンズ/ にじ
アルバムで挙げた3枚目までは、圧巻。ブチかまされた。最高。
Saultには、ブリストルを感じる。セカンドまでのMassive Attack、Smith &Mightyとか。スカスカに乾いたブレイクビーツ、ダブの沼、時折みせるトライバルさ、甘いメロディをうたうソウルフルなヴォーカル、ラフでルーディな肌ざわり。僕にとっての理想の音楽。
Moment JoonとGEZAN。この2枚は、BGMにできない。耳の穴かっぽじって歌詞ねじ込まれる。コロナ禍で疲れ切った心が求めたのは、なぜかこういうヒリヒリした音と言葉だった。
Isayahh Wuddha。まったく予備知識なくApple Musicでジャケ聴きしてハマった一枚。超ローファイでLowだけど、ダビーでタフで。ダルダルなフィッシュマンズという感じ。着古して身体に馴染んだシャツみたいにしっくりきて、一時期ひたすら聴いていた。2020年にはフルアルバムも出たんだけど、こちらのデビュー盤のほうが生々しくてハマり度の高い曲が多くて好き。
米津玄師。邦楽のなかでは一番ファンクを感じた。藤井風とかKing Gnu、長谷川白紙、浦上想起ら奇才のなかでも、突出した才能。ポップスとしてもファンクとしても気持ちいい。機能的でエロい。「Flamingo」がとくに好きで、この曲にあわせて踊れないダンスをよく踊った。
夜スト。待望の新作。冒頭の曲をきいてガッツポーズした。ライブで聴いて感動した、ダブリナーズのカバー「ウヰスキーインザジャー」は労働中に頭の中で何度もリピートした。早くレッドクロスあたりで彼らのライブで大騒ぎしたい!
Moodymann。Pファンク化が激しく、歌もの多め。ネトネトしていて、とても好み。所謂ハウス的な評価はどうなんだろうか。あんまり褒められているのを見かけないんだけど、黒人音楽の先達たちの影響を隠すことなく自分の音楽に取り入れていて、すごくいい進化してると思うんだけどな。「Just Stay A While」なんて本当に美しいディープハウスだ。
Y Bülbül。トルコ生まれロンドン育ちのアーティストの1stアルバムとのこと。Voodoohopやモダン・フォルクローレ勢、Nightmares On Waxのスモーキーなダブ、それにCanまでごった煮にしたようなドロドロさトリッピーさ、それらがバレアリック的に心地よくスムースに整理されているところがとても好み。これから彼がどんな音楽を作ってくれるか、とても楽しみ。
Common。グラスパーらが参加した音づくりの格好良さ心地よさと、アメリカ大統領選挙にあわせてリリースされたメッセージ性が見事に合致。路線としてはここ数年の作風と変わらないんだけど、2020年の音楽として新鮮に響く。歌詞がわからずとも背筋は伸び、勇気づけられる。「Say Peace」の格好良さ、スティーヴィー・ワンダーが参加した「Courageous」の美しさ。日本語対訳がつくようなので、2月にリリースの国内盤CDも買うぜ。
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01月12日(火)
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