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かなしいうわさ
by 石井
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■Forever Yann, I know you got soul!!!
■ヤン富田コンサート @日本科学未来館

凄かった!!!楽しかった!!!
異次元過ぎて、あれは夢だったのか...???と今でも思う。
同行者や友人夫妻が居てくれたのであれは現実だったと信じられるけど、
一人で観ていたら夢だと言われたらそうだよネーと納得しちゃう位の異次元感。
音楽家のライブでこんな経験したのははじめてだ。ライブに限らずはじめてかも。
凄かった。6000円なんてタダみたいなもんだ。




ヤンさんのおしゃべりが過ぎまくって、予定の楽曲を演り切れず終了(笑)
でもそのおしゃべりもオモロイんだ。多分あのしゃべりも演奏なんだ。
そのしゃべりを覚えている範囲で記載します。
録音もメモもしてないので、細部かなり違ってると思います。ご容赦下さい!
また間違いあればご指摘下さい。


入場すると、ド広い会場にドでかい地球儀が光り輝いて、爆音でカリプソがかかっている。
ここで既に参った。
ああ。もう。かっこいいわ。かっこいいよ、ヤンさん。

開演10分前から、Audio Science Lab.Archives開始。
ヤンさんの住む羽田のベランダから撮ったという飛行機の動画、へったくそなブレイクダンス、
しょぼいラメルジーみたいな人のテキトーなパフォーマンスと共に爆音でヤンさんの過去作品が流される。
ヒップホップ、カリプソ、電子音楽。
でかくていい音で聴いて、どれもが極上のダンス音楽として機能しているのだと気づく。ああ、もう、かっこいいわヤンさん。

本編開始。
「どうもヤン富田です。今日はよろしくお願いします。
今日は本気ですんで。本気でやっていいですか?」
!!! 本気だしまくって下さい!!!

一曲目、スティールパン独奏。
音数少ないけれど、複雑に旋律が絡み合って、コルトレーンのソロみたい。いいわ...

「今日はちゃんとやってること全部解説していきますね。科学館だしね」

「ドラム缶はね。ラテン系でお祭りってイメージあると思うけど、そうじゃないんですよ。
石油の臭いがする、そうもっとファクトリーな音がするわけ。ぼくはそういうものだとおもって弾いてる。
こう、形もパラボラアンテナみたいでしょ、宇宙と交信できる唯一の楽器なんです。」

「このドラム缶は85年に買って。
後にトリニダード行ってチューニングお願いしたら、実はチューニングがぐっちゃぐちゃの不良品だって分かったんです。
で、これ以上上達するためにはこれ使うのやめろって言われたんです。
でもね、そこが転機だったのね。狂ったドラム缶使い続けてここまできた。
僕はそこのシンセみたいに配線がぐちゃぐちゃなもの大好きなんです。
で、数年前に体壊して手術でお腹開いたら、内臓や血管や管が全部ぐちゃぐちゃだった。奇形なんですよ。
あー、だからドラム缶もシンセもぐちゃぐちゃなんだ、って。もう全部必然、決まってたんですよ。
その証拠に、このパンはずっと使っているけれどチューニング狂ったことない。これはパンにしては奇蹟のようなことで。やっぱり必然ですよね。

被験者の頭に端子をつけて、脳波を取り音楽に変換するという曲。
なんとかかんとかの脳波の解析、という曲。
「会席料理の会席じゃないですよ(笑)」
オヤジギャグきた。パネえ(;´Д`)

被験者はスマーフ男組松永さん。
「松永くんこれやるのはじめてなんだよね。これやる前とやった後って人生変わっちゃうから。もう旅だからさ。いい?」
揺れ動く電子音。電子音なのに、脳波だからかフィジカルに感じる。面白い!そしてかっこいい!
後半、脳波のリズムがものすごいベースラインを奏で始める。うわーこりゃ痺れるわ。
「これ始めた頃息子が15歳くらいで。自宅帰るとオヤジが頭に電極つけてピーピー音させてるわけです。そりゃB'z聴くようになりますよね(笑)」

2曲目。ヤンさんの腕に電極をつけて、心拍数で奏でる音楽。
準備に手間取る。
「すいませんちょっとお待ち下さい。
いやでもね。音楽って準備の段階から音楽ですから。こういう無音の時間が大切なんです。

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11月29日(日)
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