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かなしいうわさ
by 石井
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■フジ08感想文 最終日。
27日(日)

会場入りは昨日と同じくらい。朝イチのリッチー・ホウティンはスルー。





会場着いてグリーン後方でまったりしているうちに13時過ぎ、おっとりと奥地へ。
アヴァロンで偶然ヤツザキ&オカモトに会ったり、アヴァロンの奥地でTシャツを売っているアンドー夫妻に久し振りの再会したり。
アンダーワールドがメチャクチャ良かったとのこと、あー(;´Д`)リッチーホウティンはお客に日本酒振舞ってアフターアワーズしたらしい。(リッチーは日本酒フリーク) 内容も良かったとのこと、ああー(;´Д`) 

ほいでオレンジコートへ。ちょっと久し振りの友部さん。





友部正人with三宅伸治

このふたりでのライブは初見。
ドラムマシーンを控えめに使いながらのライブ。
一番のヒット曲?である「中央線」から始まる。
雨がしとと...と降る。友部さんの声が雨で山々にしみこむ感じ。うん、それもいいだろう。

一本道
反復
ジェリー・ガルシアの死んだ日
Speak Japanese,American
雨の降る日には
地獄のレストラン
言葉がぼくに運んでくるものは
はじめぼくはひとりだった
大阪へやって来た
ぼくは君を探しに来たんだ

「言葉が僕に運んでくるもの」では、ディレイを使って声を重ねてループを作ったりと、友部さんにしては 実験的なステージ。
フジロック仕様なのかな? これも面白い、けど、もっと普段どおりでいいのに。

いやしかし、後半が特にすごかった。
特に「大阪へやってきた」は火がついたような歌とギター。
魂の根っこをぐばっと握られてぶるんぶるん揺さぶられるような衝撃。
小便漏れそうになったのはビールの飲み過ぎでも雨で寒かったせいでもない。ポエトリー調の歌が、どんどん熱を帯び、てっぺんまで登りつめて、シャウトになった。空に登ってばらばらと千切れる声が会場を包む。
ディランのアイシスくらい凄かったよ...


そうして揺り動かされてぐらっとしている心に「ぼくは君を探しに来たんだ」が沁みた。沁みまくった。泣いた。

ぼくは君を探しにきたんだ
ぼくは海を離れ山を越えてやってきた
話し上手の君にも会いたかったし
ぼくのいない街で暮らしたかったから

「ゆったりやるつもりだったのについノっちゃった。この雰囲気と、皆のせいです。また来たいです」ってMCしてくれたり、
終演後、周りの人みんながすごい!また観たい!観てよかった!と口々に言い合っているのをみて、
あーやっぱりフジの雰囲気とか客っていいなぁ...またも思った。

おれは正直友部さんがフジで映えるかどうか不安で仕方なかったんだ。
もう余裕でぶちかましてくれた。
本当、バカなファンですいません!





あ、ソウルフラワー始まってるな。
ひどくなるばかりの雨に足を取られながら、ちょい急いでアヴァロンへ戻る。





ソウル・フラワー・アコースティック・パルチザン(中川敬/奥野真哉/リクオ)


安里屋ユンタ
魚ごっこ(ボガンボスのカバー)

MICK'S BLESSING
松葉杖の男
そら
トラベリンマン
海へゆく
満月の夕(ここで豪雨、そして総立ち!)
ミラクルマン
ラヴィエベル

俺が着いたのは本編から。魚ごっこ聴きたかった...
ともあれ。レゲエ調の松葉杖に体を揺らし、「そら」でじんとする。
野外で聴く「そら」は格別だ。
ありがとう 新しい笑顔のために 空はすべてのものを繋いでいる
この雨もどこにでも繋がってる。
噛めば噛むほど味が出る、今年一番好きな曲「海へゆく」も、ゴアテックスの合羽に沁み込む雨のように、じわりとくる。

雨が強いこともあって、はじめはみんな座ってきいていた。
(俺はたこ焼きの上のかつお節のようにゆらゆら踊ってたけど)
中盤くらいの曲間に、すごい豪雨になってしまった。

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08月02日(土)
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