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かなしいうわさ
by 石井
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■ひとりコミティア
コミティアという、漫画同人誌の即売会に行ってきました。
http://www.comitia.co.jp/
一般的な「マンガ同人誌」はいわゆるパロディと呼ばれるファンフィクションが主流ですが、
コミティアは「創作物の発表の場」として販売物はオリジナル作品のみに限定しています。
なお、オリジナル作品であればマンガ以外の表現、絵画、小説、評論、音楽、グッズ、…などの販売も可です。
買ったり貰ったりしたもの。
疲れたけど、とても楽しめた。
いろんな人がいた。いろんな作品があった。
素人の手遊びレベルのものが殆どだ。でも、「それでも尚」の面白さというのもある。そして「だからこそ」の面白さってのもある。
表紙が気になったら、パラパラっと立ち読みして、面白かったら買って、作者さんと会話して。
俺にとって「だからこそ」がピョンと飛びぬけていると感じたものはサクサク購入。
これが即売会場での楽しみ方と割り切って散財した。まぁ安いしね。
みんな楽しそうなのがいい。でもはしゃぐ事もなくまじめに漫画に向き合っているのがまたいい。
壮年のおっさんやお姉さま方も沢山いてすごく元気だったのもうれしかった。
三峯徹さんライクな作品も結構あるのな...って思ってたら三峯徹さんのTシャツが売られていたっ(;´Д`)買えなかった俺はチキンです
西原理恵子の「毎日こばくち」は売り切れていた(転売、クソ高え...)けれど、お目当ての「小百合のひとりめし」や山川直人、山崎浩は買えたので満足。
小田扉(みりめとる)、こうの史代さんは出展なしみたい。
ざざっと読んだけど、やはり一番良かったのは山川直人さん全般。
ご本人の作品も素晴らしいのはもちろん、
菅原克己という詩人の作品を漫画化した冊子2冊が、
ちょっと、
ほんとに、
もう.....
どんなに忍耐強く、
小さく、黙って、
人は生きてきたことだろう。
となりのおじさんは
こどもと二人ぐらしで、
勤めが終わると
こどものために市場で
魚や大根を買って帰る。
道で出会うと
大根を振りながら笑う。
ぼくが詩を書くのは
まさしく、
そのことが詩であるからであって、
詩が芸術であるからではない。
「ヒバリとニワトリが鳴くまで」より
菅原克己の詩もすばらしいし、
その世界観と完全に合致した山川さんの漫画がもう...
高田渡が曲つけて歌ったりもしてたんだな。
アマゾンで菅原克己さんの詩集も注文してしまいました。
山川さんとこで買った本は、ぜんぶちょっとタバコの香りがしみついている。
品のよい香りに感じてしまうのは、コーヒーの香りとブレンドされているからか、俺がちょっと贔屓目すぎるからか。
デザインフェスタも隣で開催されていたけれど、流石にこれからまた沢山の素人作品を観たくも無いなあ、ということで素通り。
おまけ
2アンリミテッドを歌うビョークヽ(´ー`)ノ
http://www.youtube.com/watch?v=-2vdWFbv1_k
須田信太郎「やさしい女は何処にいる」がちょこっと読める
http://suda.mo-blog.jp/sintarou/2007/11/post_a302.html
ああ、このあたり含めて江戸川ハートブレイカーズ再発されねえかなあ。
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11月18日(日)
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