ID:73064
かなしいうわさ
by 石井
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■538
ご報告遅くなりました。




2006年5月7日(日)
祝・春一番、最終日。

雨が降っているし会社に寄ってから行かないといけないので、昼過ぎにゆるりと会場入り。そしたら楽しみにしていたカオリーニョさんやZOUND SYSTEMは終わってた(;´Д`) 
春一番はその日のタイムスケジュールを一切出さない。目当てのひとだけじゃなく、知らないひとも観てほしいという意図から。これは良いことだ。俺もはじめから最後まで居ればよかっただけの話で、見逃しは仕方ない。





この日観られた人

リクオ

〜大塚まさじクロニクル〜
大塚まさじ
ダッチャ+ながいよう+伊藤銀次
ながいよう+杉本”Q”仁美+大塚まさじ+いとうたかお
大タコ
ふちがみとふなと+友部正人+大塚まさじ
大塚まさじと月夜のカルテット+いとうたかお

トレスアミーゴス+金子マリ
山中一平&河内オンドリャーズ
伊藤銀次



リクオ。この人の曲は歌詞も曲がベタベタしていて苦手だったんだけど、ステージングが達者でとっても楽しめた。強く降る雨も演出のひとつにすら思えた。好みじゃないのに楽しませることができる、というのは凄いことだ。そんなこと俺にはできない。そんなことをする必要があるとすら思っていなかった。興味が合う人はどうぞ、てなもんで。見習いたい(;´Д`)ありがとう

次は大塚まさじ。素晴らしかった。ニコニコしながらネチっこい声で気持ちをこめてやさしく搾り出した歌はそぼ降る雨で冷えた体をホワンと暖かくしてくれた。痺れた。見た目はフツーのおっちゃんなのにナー。格好良いなー。 で、ここからは「大塚まさじクロニクル」ということで、大塚さんがキュレーターになってこのステージに出てほしい人をどんどん出していくという企画開始。ふちがみとふなと以外はあまり知らない人ばかり出てきたんだけど、それぞれとても良かった。
「大タコ」というバンドが良かった。大瀧詠一的なアーバン・シティ・ポップを荒っぽく演ったような感じ。ああ、サザンの一番良い時期のライブってこんな感じだったのかもなぁ...と夢想したり。

ふちがみとふなと。ふちがみさんが滅茶苦茶気合が入っていてとてもよかった。「雨にまけないように全身全霊で009のテーマを歌いますッ!!!」 ふなとさんのモノ凄いウッドベースもかぶりつきで観られた。格好良いなー。後半で友部さんが合流し、ダニエル・ジョンストンのカバー「歌う人」。そして大塚さんも合流して「耳国国家」。この曲、耳国の国家なので歌詞が「みみー」しかない。豪華なメンバーでみーっみみーみみー、と歌っておしまい。うはは。楽しかった!新曲も良かったし、やっぱりワンマンでじっくり観ないといけないな。

次のトレス・アミーゴスは石田長生がリーダーのバンド。ロッキンロッキン。皆傘もささずに最前列へ集って、踊ったり歌ったり。とてもいい雰囲気。良いライブってこういうふうに観客が「楽しませてくれ」じゃなくて「楽しんでやるぜ」て思ってるもんだよね。金払ってるんだからそりゃ「客」っちゃ「客」なんで受身でもいいのかもしれないけど、双方で楽しまないと本当に気持ちよくはならないってのはナンだって同じだよな。みんな、思い思いに自由に踊る。うれしさを振りまきながら勝手に踊る。その踊りの素晴らしいこと!ほれぼれするよ。ラストにDr.ジョンの「アイコアイコ」をやってくれて、知らんおっちゃんやおばちゃんと背中合わせになったり手をとったりしながらドヒャドヒャ盛り上がっておしまい。ドン、ドン、ドンッ、ドンドン!!


次は河内音頭の山中さん。ここでも当然皆ドヒャドヒャだった。俺はテキトーにブンブンと踊っていたんだけど、ちゃんと振り付けして踊っている人もいる。河内音頭だから踊り方が決まっているのね。勝手に踊りながらも振り付けを見て覚えた。なかなか変拍子で覚えづらかったけどなんとか覚えた。これはこれで楽しい。こんどソウルフラワーのライブで「エエジャナイカ」やったらこれをアレンジして踊ろうかしらん。



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