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かなしいうわさ
by 石井
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■464.5 フジ05感想文 その3
■31日

快晴で朝早くから蒸し起こされる。車で公共浴場へ向かう。

街道の湯」に入ったらフジロック客でごったがえしていて、洗い場を使うための列に20人くらい並んでいて一寸うんざり。ま、ぼちぼち並び、ぼちぼち体を洗った後、ゆったり露天に浸かる。朝日に向かって仁王立ち。(後で気が付いたが、道から丸見え) フジロックのときに朝入る露天風呂は最高だなあ。テント組の皆もちょっと頑張って歩いてでも苗場の民宿で露天に入るといいと思う。疲れの取れ方が全然違うよ。




んなこんなで会場へ向かう出足は遅れ、ナックもあふらりんぼも観られない時間に。まぁあんまりがっついてもしんどいしね。
ひとしきり乾杯したのち、ホテホテとホワイトステージへ。Go!Teamを観てみる。アヴァランチーズっぽいサンプリング・ダンス・ミュージックぽくて楽しい感じのバンド。期待していたのだけど、うーんダサい。その田舎くささには好感が持てなくもないけど、悪い意味でゆるすぎて今の気分ではない。3曲くらいで抜け出し、ボードウォークを通ってヘブンへ。bonobos。相変わらずの佐藤っぷりにうんざりして3分で逃げ出す。やっぱり俺はこのバンド駄目だわ。そのまま、ふらふらと山奥へ。アヴァロン・フィールドでおおはたさんがクラムボン郁子さんと一緒にやっているのを横耳にしつつ、更に奥地のハンモック売り場へ。サンプルで吊るしてあるハンモックに勝手に横になって寝た。
30分くらい寝てた。慌てて起きて、ホワイトステージのソウルフラワーへ。






Soul Flower Union

フジロックの祝祭的な雰囲気で観るソウルフラワーは格別だ。
楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくてしくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくて楽しくしくしくしく楽しくて楽しくしくしてててててししし楽てて楽てててててしくて楽楽楽しくて楽しくて楽しくて仕方ない。
レゲエ調の「松葉杖の男」から始まるという意表をついたスタートから、「満月の夕」はもちろん、「風の市」「荒れ地にて」というメロウな名曲を経て「エエジャナイカ」「インターナショナル」で締めるというベスト・オブ・ベストな選曲。満員のホワイトステージの観客を手玉に取りまくり盛り上げる。なんとコール&レスポンスまでかましてしまうという堂々のステージング!らしくなくて笑えた。「なんか、俺ら人気バンドみたいやなぁ」という中川のMC、前にフジに出たときと同じ事言ってたよ。単独で観るときいつも思っていた、こんなに楽しいのになんでお客さんはあんまり盛り上がらないんだろう?という不満が解消できて本当に良かった。
ライブが終わったあと、前のほうにいる奴らで円陣組んでギャーとかウォーとかありがとーとか叫んだりハグしたりしてから、皆方々へ散っていった。こんな事が自然と起きるのも楽しいね。いやアホだよ、アホアホ。踊らにゃ損損。ビールを飲んで宇宙へ行こう!

渋さ知らズのようにこのフジでの人気をファン層に取り込んでいって欲しいものだ。けど無理なんだろうなぁ。そういうことが上手くできない不器用さもこのバンドの好ましいところではあるけど。








汗だくになりながら、グリーンステージへ這い戻る。途中でビール2杯補給。グリーンステージ後方で、YOU-Zら旧友と合流。しばしアホ談義。
している間に、くるり 開始。

話しながら聴いていたのでステージはちゃんと観ていないけど、予想以上に良かった。貫禄すら感じさせるどっしりとした着実なパフォーマンス。グリーンステージのようなでかい場所でやっても全く違和感のない、スケールのでかい音。数年前にヘブンで変態ゴッコな自慰ライブを演って客をケムにまいていたのが嘘みたいだ。(あれはあれで面白かったけど) 
凄いのは、「東京」みたいな初期の青っくせえ曲を、懐メロとしてではなく、新鮮に歌うことができることだ。本当に誠実で良いバンドだなと再認識できた。





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08月04日(木)
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