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かなしいうわさ
by 石井
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■フジロック感想文 2日目
混みすぎて朝の山手線みたいになりながら帰るよりは、早めに離脱してギャズのDJでワキャワキャ踊るほうがよかろ、という判断。
Gaz's Rockin' Blues
今年のパレス・オブ・ワンダーはこんな感じ。外から見た入り口の写真。でかい!内装も格好良かった。こんなクラブが普段からあったらいいのに、という位。
ギャズは銀ラメのスーツに身をつつんで登場。初手からハウンドドッグテイラーの「シェッカマンネメイカ、ギュワワワワワワワワワワワッワワワワン」などかけられたので冷静でいられなくなった俺はガラガラのフロアでひとりバカ踊ったのです。さてギャズはといえば。7インチかける。ステージ出てきて踊る。曲終わる。7インチかける。ステージでポーズをきめまくる。7インチかける。以下略。あいかわらずだなあ愉しいなあ(´ー`) 程なく適度に埋まったフロアは、ギャズのかけるラケンロー、ブルーズ、R&B、ジャズでワキャワキャと踊りまくるナイスな空間に。こうして古いラケンローで踊っていると、ロックやブルースは大人がまったりと愛でるものでも、ただのオールディーズなどでもなく、もともとはただただ極上のダンスミュージックであったのだなあと再認識できる。ブルースで踊るのはとても愉しい。
30分ほどで、ポニーテールの彼女(奥さん?)にDJチェンジ。 (ギャズが用意してた)7インチかける→ステージでダンス→曲終わる→7インチかける→針とんじゃった〜、失敗失敗、テヘッ!→かける→踊る ギャズと同じじゃないか同じじゃないか。選曲良いので楽しいよ。いろんなタイプの人が入り乱れて踊っているのが楽しい。
たいまつを持った女性によるファイヤーショーを挟んで、山名昇のDJ。テキーラ!ではじまるブギーなスタート、徐々にレゲエに移行。構成とか選曲の妙ということでいうとギャズより山名さんのほうが上手いわな。格好良かったです。
頃合を見計らってPOWを脱出。いつの間にか入場規制がかかっていて、外に人が溢れていた。やっぱりレッチリを見切ってこちらに来て正解だった。 山名さんを途中で出てきたのはヤパニ!を観るため。ヤツザキさん主催「スナックwell来夢」でDJやってたるっぱさんが在籍のバンド。音に触れるのは初めて。すぐ近くにあるルーキーステージへ向かうと既に人だかりができている。10年間フジに来ているけれどルーキーステージをちゃんと観るのは初めて。
ヤパニ!
ブラス隊を中心にしたインストバンド。ラテン〜サルサなノリ、ちょいロッキン。モリモリと盛り上がり大変たのしい気分になった。日本人のラテンバンドは本場の真似、パチモンになっちゃってるのも多い。本場ものとの差異をギミックで乗り越える器用なバンドもあるけど、所詮付け焼刃なのですぐに飽きてしまう。このバンドはメンバーがやりたいことをジャーン!バーン!とやるだけで彼らの音になっていた。巧いヘタとかじゃなくて、音楽的基礎体力が高いんだよな。皆達者なうえ本当に楽しそうで格好良かった。特に鍵盤の女子は凄かった。只者ではない。
これで今日は打ち止め。楽しい一日だった。車に戻ると昨晩の残りの肉で作られた野蛮なクイーンズ・プレートが用意されていた。腹減ってねえよ。死ぬ気で喰う。そのまま倒れる。
07月29日(土)
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