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かなしいうわさ
by 石井
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■フジロック感想文 2日目
終わった途端にひどい雨。ゴアテックスの雨具を羽織って、ぼちぼちと最奥地のオレンジコートへ向かう。







Big Willie's Burlesque

昼飯のカレーを食い食い観た。ジャズの名曲をタイトでダンサブルに鳴らす。で、その後ろでダンサーの女ふたりが胸やケツをプルップルさせる。
人の体の一部はこんなにプルップルするもんなんか、と感心してしまうくらいプルップルしてた。今年のバカ枠はこいつらだったか。
この人ら、ダンサー含めて普段は場末のバーでこれと同じライブやってるんじゃなかろうか。キングトーンズに続き極上のエンターテインで満足。







しかし完全に雨模様になってしまった。合羽を着ているとは言え、ちょっとシンドイな。そのままヘブンに移動して、Benevento/Russo Duoを観る。キーボードとドラムの二人組。格好良い瞬間は度々訪れたけど、ジャムっつうよりはデジロック的な快感の持ち上げ方をしているのでどうも馴染めず、性に合わず。でも会場は盛り上がってた。









木村のおっさんを観にオレンジへ戻る。

木村充揮

春に春一番で観たときに大感動してほろりと来たほぼ弾き語りの渋いセットとはうって変わり、この日はロックフェス仕様でドカドカうるさいラケンローバンドを引き連れてヘコヘコと登場。いきなり「嫌んなった」で思い切りガナってスタート。いっっっっやんなったあああああ、もおおおだめさああああああ。盛り上げるのもお手のモノだなあ。ざんざ降りの雨すら祝祭に変えてしまうようなパワフルなライブ。降れば降るほど心がビリビリ震えた。で、最後はやっぱり「ケ・セラ」でほろりと来た。ライブが終わったあと、顔が涙でグシュグシュになっている女子を4人ほど見た。一番グシュグシュだったのはヤツザキさんでした(´ー`)








その後、アヴァロンにて
アコギなSS(仲野茂&下山淳)
をラスト3曲位。

クソッタレな社会とそこでもがくオレ(達)、が基本になっている歌詞には全く同調できないけど、退路を断ってギリギリのとこで唄をうたい続けているのはよーくわかった。とても格好良かった。ラストソングは「Knockin' on Heaven's Door」の日本語カバー。遠藤ミチロウによるすばらしい訳によるそれとは大違いな青くっさい歌詞だったけど、ぐっと胸を掴まれた。








そのままアヴァロンで湯川潮音をチラリと。アコギなSSとは見違えるほど満員なアヴァロン。果たしてその演奏は、まあ普通でした。トラッド・フォークを素直に唄う素直な女の子。悪くないけど、ここまで客を動員するほどの突出したものは見出せなかった。
でも最前列がかわいい女の子揃いで皆ニコニコして体を揺らしていたのが微笑ましかったので問題なし。
ここでケンゴーさんが帰宅。がっちりと硬い握手をして別れる。また来年もぜひね。








歌モノホーダイですごいらしいという電気を蹴って、ヘブンのストリング・チーズ・インシデントへ向かってヘブンへGO! ...のはずが、ヘブンへの道の途中にある木道亭で演っていたILLをじっくり観てしまう。
ILL with 勝井祐二

宇川直広のBGV、ILL(元スーパーカーのナカコー)のチルな音源、それに乗る勝井祐二のかすかなヴァイオリンの音色が、真っ暗な森の中に絶妙に絡み合ってビッグ・チルった。 あらら、チーズはじまってますよ?と思いつつも座り込んで魅入ってしまう。あげく気持ち良過ぎて寝てた。結局最後まで観てしまった。





終了後、のらくらりとヘブンへ赴くと、ラテンのバンドのようなファンキィビートでチーズがお出迎え

String Cheese Incident


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07月29日(土)
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