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by k
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■GRAPEVINE tour 2017@国際フォーラム
師走。
仕事は午後休みを取って有楽町へ
ジャニ事でしかこない街でバインですってよ

国際フォーラムのAでライブ観るの初めてだった
広くて天井高くて綺麗
ロビーに帝国ホテルの売店が出てて
スパークリングで乾杯しちゃった。お祝い最高。
席は1階の半分より少し前くらい
ちょっと傾斜ついてて見えやすい。

19時ちょうどにスタート
おおきな歓声、拍手
いつものライブハウスとは違う響きに背筋が伸びる

10月以来の約2か月ぶりでツアーは最終日。
あの初日、誕生日なんて感情も吹っ飛ばす衝撃の初日以来。
ほとんどセットリストなんて変えてないんだろうと
いつものように予想していたけれど
案外そうでもなかった

20周年でもトリビュートもベストもゲストもなく
ただ、いいアルバム作ってツアーしてきました
とMCでも言ってたけど
ほんとにそれだけかな

特別な時間だった

絵画のような「ROADSIDE PROPHET」は
ツアーを経て、陰影が濃くなったというか立体感を以て
過去曲たちと織り交ざりながら
色濃く迫ってくる。
ホールならではのライティングがそれを際立たせる
LEDかな、スクエア型のパネルの幾何学っぽさ
ステージ後方の低い位置にミラーボール
時に水中のような、宇宙のようなゆらめき
まるで小さなライブハウスのような単色の射し込み
陽の光のような暖かさをたたえる空間も
自在にかわっていく明りの下

視界の広さなのか音の響きなのか感傷なのか
いつもより鮮明に歌詞が沁みこんでくる

 声にならないわずかなエコーを 拾いあげて
 こわれそうなそれをどうやって うたうのだろう

歌に合わせて、小さく自分の口を動かしてみる
音は出さずにその言葉を追う。
いつでも、言葉にできない気持ちの小さなかけらを
うたってきてくれたのは彼らだった。
歌詞カードを見ることの減った今でも
いつのまにか憶えて、辿ることができるのは、
ことばが近くにあるから、だと私は思っている。

これは水です、なんかもタイトル意味わからんのに
絵画の中に入り込んでしまうようなトリップ
息が詰まるような、酸素だけを求めるような集中力を要す

初日にはなかったCORE
やりやがりました。むしろ一生やってくれ頼む
この金戸さんのグルーヴは一生かけて浴び続けたい
浴びる、ていうより足の裏から腹の底へ響き上げてくる
今日はホールなので床からの振動がなくて
ひしと前の席を掴んだら、手から振動がきて、これだ!と

高野さんがギターを抱えがらアンプにもたれかかり
わざとハウリングをさせるというお遊びが加わっていたカーブ
変なハウりがかかったとき
タナカさんと金戸さんが同時にズコってコケてて
「ドリフみたい」と本人は言ってたけど違うよ新喜劇だよ
それは西の人にしかできないコケの文化よ

初日にも思った、リーダーのこと
バンドを去って10年以上経つ彼のことが思い浮かぶのは
20周年の仕様だったよね、やっぱり

カーブを楽しくやりきって
リーダーのこと「バフバフいうてる人」とイジって
がんばる大人に捧げるちあ!と、聖ルチア
たまらない多幸感

 「負けるもんですか」 きみが云った
 その一言で泣きそうで

ここへ、辿り着いたのだと思っていた
大きな天井の高いホール、たくさんのお客さん
着地じゃないんだよ
だってこんなに楽しい
あとハッピャッキョクやる?

Shameも楽しかったー
お遊びもたくさんあって楽しさが
目からも耳からもあふれる
Buster Bluster
西川さんがソロタイムに入るときに
両手を挙げて「やるよー」みたいなポーズしたの!
もう!やったー!いいんですかー!
と文字通り諸手を挙げて迎える客
かわいかったな。両手上げの西川さん
そのあとのプレイも、特別サービスや!て感じで

本編ラスト3曲に、本当に想いが詰まってると感じた
BLUE BACKはホント、リーダーのイメージが強い曲
リーダーが最後に作曲した
西原誠節が効いているといってもよくて

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12月01日(金)
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