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by k
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■初恋の嵐のラストワルツ@新宿LOFT
終業のチャイムとともに席を立つ
せっかく番号早いし、ムダにするわけには。
七夕の歌舞伎町、ご出勤前の浴衣姿もちらほらと賑やか。
ロフト前も、お待ちかねのお客さんで相当な賑わい!
番号通り入って、すぐにTシャツとCD買った
もうMサイズしかなかったけどー。
前方待機。だって物販で買った50番台。
みるみる埋まるフロア。
ロフトじゃちょっと狭いよなあ、って思った
関係者や仲間も多いだろうし
ここならバーフロアまで逃げ場があるからかな
いつものメンバーがステージに登場して
隅さんの歌からはじまる
今日のゲストはおよそ20人
ほとんど1曲ずつ交代で次々に代わっていく
「ほんとは丁寧に絡みたいけど時間がないから」
って。
バクホン山田さんの「罪の意識」あたりから
グッと空気が熱くなる。
私はバンドの熱心なファンではなかったけど
それでも1stアルバムから聴いてて
ウォークマン時代からiPhoneまで
途切れることなく初恋の嵐は、ずっとそばにあった。
中田さんのgood-byeも良かった
西山さんはライブで歌ったことない
って言ってたね。
女性ボーカルの初恋、私は初めて聴いたような
かわいかったなあさ子さん。まーくんもデレデレ。
真城さんも嬉しかったなー
木暮さんとのやりとりがホントおもしろかった
中森さんもいて
コヤマさんの盛り上げは、さすがの一言で。
もう、自分の曲か、ってくらい
ロックンロールのコール&レスポンスまでしっかり。
曽我部さんが登場して
星空のバラードを歌うかなと思ったら
スピッツのカバーだった。
あれから、また初恋も活動し始めたんだよね
星空は、このあと斉藤和義さんが歌いました
いや、ビビるわやっぱり。大物。
なのに1曲だけで、メンバーとの会話もなし。
こんなのできるのここだけだよ。笑
玉川さんのボーカルも新鮮だったなー
今はギターボーカルでバンドされてるのも知らなかった
小柄なのにパワフルな男っぽい歌声も意外だった。
ときめくわ。
ギターはあと、石垣さんヒントの伊東さんもいたり
かっこよかったなー
我らの勲も。
スピーカー近いとこにいたのに
全然音割れてなくて、ぜんぶの楽器が
きれいに聴こえてた。不思議なくらい。
はじめて初恋の嵐を観たのもロフトだった
何年前か数えるのはやめにしたんだけどさ
あのときは、ちゃんと彼らのことも知らなかった
西山さんはいなくなったばかり
いったい彼らはどこまで飲み込んで
どんな気持ちで立っていたんだろう、
って今になって。
年を取れば、思うこともある。
恋をする気持ちもよくわからなかった
10何年も経つまで。
ずっと楽しくて笑っていたけど
どうしても涙がこみ上げてくる場面もあった。
クボくんと、堂島さんのとき。
初恋に捧ぐ、楽しい曲であるほどに
今までのライブでの記憶がよみがえってきて
どうしようもなく、目の前が霞んでいく。
状況がいつでも明るかったわけじゃないだろう
なのに初恋のライブはいつも楽しかった
百戦錬磨のバンドマンたちが
はしゃいで、さわいで、かっこよくて、きらきらして
この音が。
奇跡だなんて呼ばないで
当たり前にしてきてしまった男たちの姿が
もう会えないなんて思いたくなくて。
ゲストボーカル最後が、堂島さん
初恋の嵐になくてはならない人
いちばん、近い人、ていうか。
ステージの一番前に立って
後ろの後ろのお客さんまで視線を飛ばして
声を、前に、言葉を一音ずつ噛みしめるように歌う
ずっと何度も観てきた、初恋での堂島さんの姿
まっすぐ前に向く声
けれど間奏中は、じっとうつむいて気持ちを溜めるように
また上を向いたときには泣いているように見えた
言葉を心にふるわせて
頭の中で鳴る西山さんの歌声と寄り添う
いつも、こんなふうに大事に歌ってくれた
いつも、いちばん気持ちが揺さぶられる「Nothin'」
大好きだった。
さいごもいつもの堂島さんらしく
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07月07日(金)
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