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by k
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■アンチクロックワイズ・ワンダーランド@本多劇場
きのうの昼に観てきた阿佐ヶ谷スパイダースの話です。

数年前に何回か見ている阿佐ヶ谷スパイダースですが
ほんとうに久しぶり。観劇自体が久しぶり。
長塚さんが海外留学を経ての公演ということで
私も再チャレンジ。
きのうの公演はプレビュー公演ということで
本公演より少しお安く、まだどこか手直しあるよみたいな。
まあ見てる分には普通のときと変りなく。
アンケートが細かかったくらいかな。

で。アンチクロックワイズ・ワンダーランド。
普通にネタバレしながらいきます。


ざっくり言うと光石研さん演じる作家のお話。
今まで見てきた阿佐ヶ谷スパイダースの作品と全く違った。
集団の中で感情が行き交い衝突して
ときにはグロテスクな表現もある激しさを感じてきた。
今回も血が流れているところはあったし激しさもあった
けど、舞台装置はほとんどないシンプルさ、照明も音楽も。

感情はいっぺんにぶつかり合わず
時間と場所が切り貼りされるように交差し
シーンごとにぶつかりすれ違い何が現実かもわからなくなる。
時間軸はバラバラだったけど、
その点において置いてきぼりになるほどじゃなかった。
シーンのつなぎは演劇よりも映像的に感じられて
わくわくする展開だった。新しい。

観念的だと批判される作家。
感情を、現実を貪欲に追い求めるあまりに観念の迷宮へ。
観念的であることに善も悪もないんだけど
なにを現実と見て、どう表わしていくかという…うーん。

暗くて小難しいともいえる
で、結局なにが言いたいの?って突き詰めちゃうのは
短絡的すぎやしないかい?って気もする。

見終わったらもうどっぷり疲れちゃって。
エンタメ的なすっきり感皆無ね。嫌いじゃないけど。
笑いどころも少しはあったはずなのに。
光石さんすごかったなあ。
久しぶりの伊達さんも楽しみにしてたけど
役が正体不詳だっただけに、よくわからないままだった。
なんだろあれは。作家の生んだ観念の中の人って感じ?
村岡さん相変わらずステキでした。あの空気感。

昼からこんなに頭が疲れていいのかと思い
グラグラと下北沢、カフェオレがぶ飲み。くはー。
やっぱり人間はすげえな。
01月25日(月)
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