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by k
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■虹色景色。
昨日の日記にGQ06のことを書いて、
今日も電車の中でぼんやりと彼らの曲を聴いていた。

実は先月23日の高円寺ワンマン*から、
つい最近までGQを聴くのをためらっていた。
ワンマンの日は、日記を書くのにも困るほど抜け殻だった。
いつもと同じ、それなりの長さで書いてはいるけれど
思い出しながら言葉を見つけていくのに必死だった。
自分の文章を引用するのもどうかと思うが、
あの日の気持ちはあの文の中にしかないので少し引用する。

高円寺の商店街の明かりは、とても目に眩しかった。
さっきまでの熱さが幻だったかのように
身体の中が一気に冷たくなっていった。
頭にはまだ、ぼんやりとGQの残響が鳴り
私は耐え切れずに、今一番大事な音楽をムリヤリ耳に押込んだ。
ズルズルと、情けない足取りで帰ってきた。

この時「耳に押込んだ音楽」は、バインだった。
ちょっと泣いていたと思う。
私はGQの音を掻き消すように、バインを聴いた。
自分でも何でそんなことをしたのかよくわからないけど
そうするしかなかった。
GQのライブが終わって、私の中が真っ白になってしまったから。
経験したことのない「カラッポ感」が不安で仕方がなくて
今GQを聴いたらそれが増幅する気がして、たまらなかった。

ずっと考えていた、あの「カラッポ」が何だったのか。

GQのライブはファミリーでハッピーだ。
バンドの作り出すその空気がお客さん全体を巻き込む。
私はひとりでその空間の中に立ち、音を身体全体で感じながら
それでもなお「ファミリー」の一員でないような気がしていた。
同じように跳ね、手を挙げ、歌を一緒に口ずさめるけれど。
初めてGQを観た去年の秋タワレコの屋上ライブ*で
後ろの方から6人と、元気なお客さんを眺めていた
あの頃と、今も、何も変わっていないのではないかと。
きっとあの「カラッポ」は、そんな想いのような気がする。

原因がどこにあるのか、はっきりとはわからない。
ただ言えるのは、私は彼らの音楽を聴くのが好きだし、楽しい。
次のライブでまた同じ思いを抱くかどうかわからないけど
それでも観ていきたいと思える。
最初から何もかもわかってしまうよりも
少しずつ押し開いてわかりあえていく方が、
かたく、永く、付き合っていけるような気がするから。




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やばい泣きそう。

04月20日(日)
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