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「L.A.S.Ponder氏」の音楽カレンダー
by L.A.S.Ponder
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■八代亜紀絵画展
行けるけっ!」と思っていた
Nandatte Cantabileは
やっぱり大馬鹿野郎のとんとんちきでした。
どこかのデパートかホテルで
八代亜紀の絵を観たことがあり
ちょっとは気になっていたのでしゅが
しもだて美術館に来ると言うので
期待しないで行っちゃいました。
風景画は平凡
動物画、静物画は技術は素晴らしい
けれどまずまずでしゅ。
ところが何枚もの
歌手としての自画像に度肝を抜かれちゃいました。
老境に差し掛かった
孤独な演歌歌手の
悲しみと苦悩
淋しい女の情念がひたひたと
迫って来ましゅ。
何遍も会場を回り
繰り返し観ているうちに
突然涙腺が決壊し
涙が止まりません。
監視員のおばちゃんが怪訝な顔で
こちらを見ているのにもかかわらず
タオルのハンカチを目に当てて
声を上げて嗚咽してしまいましゅ。
心身共に疲労困憊してる
Nandatte Cantabileを圧倒して来る
ほの暗い情念の炎でしゅ。
軟弱なNandatte Cantabileの
愚劣な精神は
完全に打ちのめされました。
画家としての才能に
圧倒されると
最近ようやく好きになってきた
八代亜紀の演歌が
今度は低俗、愚劣なものに
思えてきましゅ。
こんな絵が描けるのも
私生活が充実しているからでしょうか?
「お客さん、閉館だよ」と
言われるまで
会場に佇み
茫然自失。
圧倒されっぱなしの
午後でした。
08月13日(金)
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