ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 浜名高校戦
06年04月29日 (土) 14:15開始 清水総合運動場
 JFA プリンスリーグU-18 東海2006
 対 県立 浜名高等学校 ※45分ハーフ
 天候:曇り

▼試合展開
 ここまで特に目立った活躍こそなかったが、ミスの少ないプレーで計算できる存在だった1年生CH前田が、U-16代表のイラン遠征のためGWの3試合は不在。CHは第1節が前田・池田 (途中から前田・神田)、第2節が前田・神田 (途中から前田・町田) と固定できないでいるポジションだが、果たして今節は池田と今大会初出場の滝戸という組み合わせになった。1分1敗とやや調子の上がらない前半戦だが、他のポジションは3節通じて不動。3年生9人、2年生1人、1年生1人。
 一方の浜名は、メンバーがはっきりしないのでコメントしづらい。が、165cmながらワントップを張る松浦は、昨年大会の得点王。彼以外にも今年は監督が充実していると語る学年であり、スルガカップ決勝で対戦した (そして敗戦した) ジュビロ浜北の水川・広野・市野・佐藤といった選手や、グランパスJrユース出身の堀切といった選手がいるはずだ。トップ下の一角を占めた18番は、昨年までジュビロ浜北に所属した長身FWの町田選手だと思われる。

[前半]
清水エスパルスユース (〜33分)
−−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−
− 桑原彬 −岩本− 佐野克−桑原卓 −
−−−−−−池田−−滝戸−−−−−−
−−小泉−−−−−−−−− 佐野傑 − 33分:町田 →山崎竜
−−−−−−長沢−−町田−−−−−− 42分:佐野傑→小出 (小出LB、桑原卓LH)

−−−−−−−−松浦−−−−−−−−
−−−−堀切−−19−−町田−−−−
−−−−− 鈴木喜 −08−−−−−−
−−13−−15−−04−−02−−
−−−−−−−−田村−−−−−−−− 交代:なし
県立 浜名高等学校

 開始早々RH小泉が繋いだボールをFW町田がポストで落としたところ、CH池田のライダーキックボレーが枠外。更に3分、池田が浜名OH町田からファウルを受けると、中盤右寄りから岩本のFKをファーで佐野克が頭で戻し、長沢が叩き落としたヘッドはGKキャッチ。前節敗戦の後遺症を感じさせない、積極性を見せる。対する浜名はセットプレー。8分、長いFKが佐野克のワンタッチあって左CKを得ると、19番のキックをニアで15番が合わせるがバーの上を舐めるように外れる。10分、FW松浦がCB佐野克の懐に巧く潜り込んで反転、ファウルを誘ってPA右角から前に10MでFK。これを4番が直接狙ったが、一直線にニアのバーに弾かれた。
 この日の長沢は空中戦絶好調。あそこまで流れの中のヘディングで競り勝つ長沢を、筆者は初めて見た。ただ浜名はDFラインが全く攻め上がらず常に4人を残しており、長沢が落としたボールを丹念にケア。16分にゴールキックをFW長沢が頭で後ろに流して町田がキープ、追い抜いた長沢がもう一度受けてシュートを放った (枠左) 場面こそあったが、全般に2トップの連携に課題を残す。浜名は専守防衛4バックの他は、2人のDHがボールホルダーにプレスを掛けていたが、前方の4人はカウンター時に清水DFラインと4:4をつくれるポジションを心掛けていた。そのためDHの網を抜けると逆サイドの中盤にスペースが大きく広がっており、清水はそこをSBが突くことでペースをにぎっていく。

 19分、RB桑原彬からLB桑原卓への兄弟サイドチェンジ、縦に突破した桑原卓がPA左外でFKを得ると、小泉のキックをニアで長沢が頭でファーに流すが、枠外。21分、粘ってキープした池田がサイドにはたくと、受けた小泉の内側から桑原彬が追い越してボールをもらって切り込む。再び右外へパスを出し、抜けた小泉のクロスに左外から内に十分に助走したLH佐野傑、ヘッドを放つが、これも枠外。前に3〜4人残してる浜名もカウンターで数的同数になりかけるのだが、1対1で負けてしまっては同数の意味をもたない。唯一松浦が何度が佐野克を手玉に取り、27分にはサイドチェンジのボールを佐野克に背を向けて巧く処理し、機敏なターンから25Mシュートを放ったが、枠の右。

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04月29日(土)
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