ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 静岡学園高校戦
06年04月22日 (土) 14:00開始 清水総合運動場
 JFA プリンスリーグU-18 東海2006
 対 私立 静岡学園高等学校 ※45分ハーフ
 天候:曇り

▼試合展開
 清水は名古屋戦、前半池田→神田交代後と全く同じ布陣。3年生9人、1年生2人。
 静岡県新人戦優勝の静岡学園は、高校チームらしく1年ごとに大きくメンバーが入れ替わり、3年生10人、2年生1人。途中投入された2人も3年生だ。100人を超える部員を誇るだけあり、選手の出身は静岡県内東部から西部までにとどまらず、神奈川・東京・埼玉まで幅広い。また太田と船崎はエスパルスサッカースクール静岡出身の選手であるが、藤田 (ジュビロ沼津)・小坂 (ヴェルディ)・長崎 (横浜FM) とJリーグ下部組織から街クラブ、中学校とこちらも幅広い。高校チームは新人戦という公式戦を既に経験しているという点でクラブチームに対してアドバンテージがあり、できれば早い段階で当たりたくなかった相手だ。開幕アウェイの名古屋戦と2試合目の静学戦は、大きな山であるが、果たして。

[前半]
清水エスパルスユース
 控え:吉田、岩崎、池田、小出、滝戸、佐野諒、池上、山崎竜
−−−−−−− 山崎晃 −−−−−−−
− 桑原彬 −岩本− 佐野克−桑原卓 −
−−−−−−神田−−前田−−−−−−
−−小泉−−−−−−−−− 佐野傑 −
−−−−−−長沢−−町田−−−−−− 交代:なし

−−−−−−−−國吉−−−−−−−−
−−−−−−杉浦−−高岸−−−−−−
−−枝本−−大塚−−吉田−−太田−−
−−−−小川−−小坂−−藤田−−−−
−−−−−−−−船崎−−−−−−−− 交代:なし
 控え:田呂、長崎、佐野、池川、15、16、奥田、山田、20
私立 静岡学園高等学校

 開始3分、静学FW國吉のドリブルミドルシュート (枠外) で口火を切った試合は、5分、いきなり清水にビッグチャンスが訪れる。ゴールキックをFW町田が頭で裏に流すと、FW長沢が右に流れながらキープし、PA内に小さくパスを置くかのように折り返す。CB小川の足をわずかにかすめて転がり、町田がフリーで駆け込んでシュート。しかし、ボールを打ち上げてしまった。静学は13分、DH吉田のスルーパスはCB佐野克がカバーするが、クリアを拾ったOH高岸が体を寄せてきたLB桑原卓を利用して巧く潰れ、FKを得る。ほぼ中央で距離20M。國吉が左足でゴール右を狙ったが、惜しくも枠を外した。
 両チーム1つずつ得点機を得た後、主導権を握ったのは清水。神田・桑原卓あたりが早いタイミングで大きな展開を入れ、ショートパス主体で一本調子になりがちの静学を上回った。特にCH神田は16分、自陣からダイアゴナルフィードを送り、RH小泉が戻したボールを受けたRB桑原彬がPA内へカットイン、切り返しからシュートを放つが枠を外す。更に22分にも神田、自陣から反転しながらの前方ダイレクトロングフィード。中央で走り込んだ小泉がスピードを上げてドリブルシュートを狙うが、DFのブロックに遭った。

 静学の方はといえば、ボールをなかなか前に繋げず、27分に最終ラインから上がってきた小川がミドルを放ったのを除いて、清水のゴールを脅かすプレーをできなかった。しかし、守備では粘り強く、小川・藤田の両ストッパーが厳しく人に当たり、スイーパー小坂が的確にカバー。そして、なにより中盤4人の運動量が素晴らしい。清水が大きな展開で主導権を握ったと書いたが、逆に言えば細かく繋ごうとすると、どこかでこの4人の人の網に引っ掛かっていた。こういう状況を打破するにはセットプレーだが、前半、5回のCKとゴールを狙える位置から2回のFK、全てシュートにつながらなかった。前半の流れを見れば、清水の攻勢に対して静学の中盤の運動量が落ちずについていけるかが、勝負に思われた。

静岡学園      清水エスパルスユース
3(0) シュート 2(0) ×町田、×桑彬
1(0) 右クロス 3(1) ○長沢、×長沢、×小泉
1(0) 左クロス 2(0) ×桑卓、×桑卓
0(0) 右側CK 3(0) ×佐傑、×佐傑、×佐傑
0(0) 左側CK 2(1) ×佐傑、○佐傑

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04月22日(土)
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