ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■高円宮杯 東福岡高校戦
03年10月05日14:15開始 さいたま市浦和駒場スタジアム
 高円宮杯 第14回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会
 対 東福岡高校 ※45分ハーフ

▼布陣
−−−−−真司−−阿部−−−−−

−大瀧−−−−−−−−−−柴田−

−−−−−真希−−枝村−−−−−

−篠田−−高柳−−村越−−森安−

−−−−−−−海人−−−−−−−

控え:前田、石垣、高野、上埜、岡村、谷野、獅子内
交代:後半20分:柴田→獅子内(そのまま右MFに)
   後半39分:篠田→高野 (そのまま左SBに)

東福岡高校:

−−−−−−− 角 −−−−−−−

−菰田−−野内−−新内−−香川−

−−−−−−− 堤 −−−−−−−

−清水−−近藤−− 原 −−砂田−

−−−−−−−坂本−−−−−−−

交代:後半11分:野内→花田、後半41分:堤→葛城


▼試合展開
 筆者にとっては、藤枝までは片道3時間掛かるが、駒場までは片道1時間、楽なものである。…と思ってたら、埼京線と京浜東北の乗換を怠って、中浦和から歩くことになったが。しかし、清水の選手にとっては逆に、片道3時間掛けて駒場に向かわねばならない(前泊はしなかったそうだ)。国見との激戦の翌日に、この移動は楽ではない。そんなことを思いながら、今大会3つ目の高円宮杯ストラップを入口で頂戴する。観客席は、昨日の藤枝の盛り上がりと比べると、やや寂しい入り。一応、発表によると1534人とのことだが、広島−国見戦後に帰った観客も多かったので、清水の試合ではそれほどいなかったと思う。

 清水は、遂にスタメンを弄った。谷野→柴田だけだが(笑)。今大会、好調が光っていた谷野だが、国見戦では相手の超高校生級の圧力を受けて、後半は完全にグロッキーになっていただけに、仕方あるまい。とはいえ、グロッキーになっていたのは何も谷野だけではない。築館監督としては、連携面や経験値も考えて、あまり手を加えない選択をしたのだろうが(何しろ、大きくスタメンを変化したクラセン浦和戦では大敗を喫している)、選手交代が一つ、鍵を握りそうだ。
 一方の東福岡は、緒戦の星稜戦に大苦戦(3−2)、二戦目の広島ユースには0−5の完敗と調子に乗れないでいたが、引き分けでは勝ち進めない帝京戦で4−0と爆発。今や勢いがある。本山の時代に三冠を達成した全国有数の実力高だが、一時代を築いた4−1−4−1システムは、志波前監督が謹慎した今年も健在。1トップと1ボランチの間に配置された4人のMFは、伝統的にキレで勝負するドリブラーが多く、得点力も高い。4−4−2を採用する清水としては、4バックと2ボランチが守備に終われるような展開だけは避けたいところ。枝村・真希の攻守における切替の速さが、勝敗を分けると見たが、果たして。

 
(試合開始前。集合写真は後列が左から海人、枝村、高柳、阿部、真希、森安。前列が村越、篠田、柴田、真司、大瀧)

[前半]
 試合は前日の大勝の勢いそのままに、圧倒的な東福岡ペースで始まる。いきなり2分、サイドに開いた篠田への海人のパスがずれてトラップが乱れたのを見逃さず、香川がカット。香川はボールと篠田の間に体を張って譲らず、縦に抜けて右クロスを送る。これは高柳が弾き、だが運悪く軌跡を変えたボールは2列目からフリーで入った野内の下へ。ダイレクトで押し込んだが、海人が国見戦から続く超反応を示し、片手一本でシュートを弾き出した。

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10月05日(日)
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