ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■今年度的清水エスパルスユース 2003年度版
▼予想布陣

−−−−−−−−−−鈴木真司2−− 阿部文一朗3 −−−−−−−−−
          (山本真希1)
− 岡村総一郎2 −−−−−−−−−−−−−−−−−−上埜健太2−−
  (鈴木真司2)                  (獅子内善雄3)
−−−−−−−−−−大瀧義史3−−−枝村匠馬2−−−−−−−−−−

−−篠田大輔3−−−高柳亮太3−−−森安洋文3−−−杉山雄也2−−
                          (小林拓矢3)
−−−−−−−−−−−−−−山本海人3−−−−−−−−−−−−−−

 名前の横は学年。
 例によって中日本スーパーリーグのパンフには予想布陣が載っているのだが、そちらは最終ラインが左から、篠田−高柳−雄也(村越)−森安、となっている他は上記の通り。エスパユースの布陣はフラット4−4−2と言われることが多かったが、昨年来、アウトサイドMFこそ大きくワイドに広がるものの、ボランチは下がり目でボックス型に近くなっている。


▼FW
1st ◎阿部 △田淵 △真希 ×獅子 ×長沢
2nd ○真司 ○真希 △獅子 ×大瀧 ×岡村 ×谷野

 大まかに分ければ、ボックス内のポストと得点を決める役割の1stFWに、その周囲から突破とパスで決定機を演出する2ndFW。勿論、役割は明確に分かれるわけではないが。

 1stFWは阿部(U-17日本代表)が絶対的だろう。動きの質が良いとは言えないが、兎角ゴールへの最短距離を突き進むことには完成された自分の形がある。一定水準以下を相手にすれば、身体能力だけで何とかしてしまう。
阿部の控えには田淵を推す。上背は普通だが、体を張ることを厭わず、足腰に粘りのある選手で、ポストの質に優れる。真希(U-15日本選抜)の場合、さほど体を張るのが得意ではないのだが、元来の身体能力は高いので、代役程度なら任せられるだろう。獅子内(元U-14NT・東北)も運動能力は高いのだが、最近はサイズの面で苦戦している。もう一人、ジュニアユースから長沢(元U-12NT・東海)の名前を挙げておく。

 2ndFWは、実は今年の課題の一つ。個人技が高い選手は多いのだが、その個人技を細かく有機的に結びつけることのできる選手に欠いているのだ。真司(元U-14NT・東海)は突破力・創造性、共に全国でも有数のものがあるが、変化をしない阿部と変化しかしない真司の相性は、決して良くはない。真希の場合、身体能力と判断の速さを活かしたシンプルでオーソドックスなプレーをするため、相性は悪くないが、今度はチーム全体が直線的になりすぎる。他にも獅子内・岡村・八木・柴田と、突破力自慢の選手には事欠かないのだが…。外部新入の谷野(U-14NT・中国)が起用されるとしたら、ここのポジションか。
 そこで個人的な意見は、大瀧(U-17NT・東海)のコンバート。無論、前線で体を張る役目は期待できないし、突破するスピードもないが、決定機を演出することにおいて、大瀧以上に期待できる選手はいない。突出した得点力も備えた大瀧は、ゴールに近い位置でこそ起用すべきではないか。だが、この場合、もはや2トップではなく、4−4−1−1と言えよう。


▼MF
中央 ◎枝村 ◎大瀧 △上埜 △森安 △真希 ×池田
右  ○上埜 ○獅子 △真希 ×柴田 ×田淵 ×望月 ×杉崎
左  ○岡村 ○真司 ○大瀧 △篠田 ×八木

 最初に述べた通り、セントラルMFが守備に重心を置くボックス型に近い布陣を採るならば、中盤の4人で確定といえるのは枝村(U-17日本代表)のみ。2ndFWの項でも述べたが、今年のチームはラストパスを出せる選手が少ない。枝村にしても、最後の攻撃の仕上げをするより、潰しからの大きな展開で試合全体を創る選手。チームは構造的欠陥を抱えている。

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03月01日(土)
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