ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
[1244675hit]
■Jユース杯 決勝トーナメント ジェフユナイテッド市原戦
02年12月23日13:30開始 川越運動公園陸上競技場
第10回Jユースカップ2002・Jリーグユース選手権大会 決勝トーナメント2回戦
対 ジェフユナイテッド市原ユース
▼布陣
−−−−−−仁科−−阿部−−−−−−
− 鈴木真 −−−−−−−− 杉山拓 −
−−−−−−大瀧−−枝村−−−−−−
−−森安−−高山−−渡邊−−天野−−
−−−−−−− 山本海 −−−−−−−
控え:風間、村越、杉山雄、篠田、高柳、上埜、岡村
交代:後半33分:杉山拓→上埜(そのまま右MFへ)
後半33分:鈴木真→岡村(そのまま左MFへ)
ジェフユナイテッド市原ユース:
−−−−−−首藤−−向後−−−−−−
−−−−小西−−−−−−半田−−−−
−−−−−−八角−−工藤−−−−−−
−−生魚−−船中−−秋葉−− 林 −−
−−−−−−−−塚原−−−−−−−−
交代:後半33分:小西→軽込、後半36分:林→竹田、後半41分:首藤→川淵
▼試合展開
私の自宅から川越駅までは近い。だが、川越駅から競技場までは遠い。私の選択肢としては当然歩くわけだが、暴走族の溜まり場になってそうなビリヤード場を横目に、伊佐沼で釣りに励む太公望に会いながら、田んぼの真ん中からあぜ道を直進する。競技場も視野に入ったところで、あぜ道の行き止まりに幅3Mほどの水路が…、だ、騙された!(誰も騙してないが) さすがに極寒の中、水浴びのリスクは負いたくないので余計に遠回り。錆びて穴の空いている鉄筋の橋?を渡って競技場へ。駅から70分ほど。
天気は晴天に恵まれたが、観客席は屋根で影になり、隙間風が非常に寒い。観客は地元の浦和戦には300名以上が駆け付けていたが、清水−市原戦には200名弱ほどに減っていた。芝は日本芝(夏芝)使用のため枯れた状態。下地も砂地のため、滑りやすくなっているようだ。近年の競技場では、寒冷地型の西洋芝(冬芝)と併用し、気温の推移によって両方の芝を勢力交替させる「二毛作」を行うところもあるが、なかなかそこまでできる人材・資金がないのが現状である。
試合開始前、元気良くアップする浩太の姿を見て安心したが、アナウンスされたメンバーには、先発にも控えにも、彼の名前は無し。だ、騙された!(誰も騙してないが) 今年のエスパルスユースは強豪だが、浩太という存在を得て初めてスーパーなチームになる。ボールを奪われないどころか、相手のプレスすら許さない浩太の判断速度とパス回しは、ユースレベルでは絶対的。互いにタレントを揃える中盤を軸にポゼッションサッカーを仕掛けるチームだけに、代わって中盤センターに入った大瀧とU-19代表工藤とのマッチアップが、勝負を分けるポイントになるか。
[前半]
試合は序盤、いきなり5分に半田の左CKから秋葉のシュートを許すが、互いに中盤に持ち味のあるチームらしく、徐々に潰し合いから消耗戦に。持ち味が重なる相手同志では、持ち味を消し合う展開となりやすい。
清水は仁科・拓也・天野の3年生が絡む右サイドで優位に立つ。8分の天野から仁科を経由しての阿部へのスルーパスはオフサイドとなるが、14分にも天野からパスを受けた仁科が阿部とのワンツーで突破、そのままドリブルで抜き去るかに見えたが、GKの一つ前でDF船中がカット、潰される。一方の市原も15分、林の右クロスに渡邊が競り負け、首藤にヘッドを許すが海人が反応。こぼれて混戦となり、何とかクリアした先からミドルを放たれるが、これは大きく左に外れる。市原は半田を軸に、向後・首藤らがドリブルで攻め立てる。
そして16分、中盤で奪った市原が速攻、八角から清水最終ラインの頭を越えるロビングパス、清水DFがクリアしきれず後ろにこぼれたボールを、首藤が頭で合わせる。しかし海人が勇敢に飛び出し、体ごとぶつかってブロック。だが、もつれあったため、クリアは弱い。振り返って詰めるDF陣より、前を向いて突っ込むFWの方が早かった。懸命にポジションを修正する海人が間に合う前に、向後が豪快に押し込んだ。0−1。渡邊がパスカットからオーバーラップを仕掛けようとした隙に、中盤で奪われての失点だった。
[5]続きを読む
12月23日(月)
[1]過去を読む
[2]未来を読む
[3]目次へ
[4]エンピツに戻る