ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■Jrユース (U-14): プレミア全国 サンフレッチェ広島・アンフィニMAKI.戦
 アンフィニ戦は非常に構えていた広島戦とは逆に、どうも試合への入り方が緩かった。北海道代表と言うことは全国でも結果を残してきたコンサドーレを抑えての出場であり、実際に準決勝でコンサドーレを、決勝で名門SSSを共にビハインドから同点に追いつき、PK戦を勝ち抜いて全国大会出場を決めている。主将の吉田を始め、CB近藤、FW国田など体格の良い選手が多く、1対1の勝負で強引に体をぶつけて優位に立とうとしたところを予想外に粘られ、パスを繋げない場面が目に付いた。広島戦の激闘の疲労色も濃く、守備に回った時には逆にラインがずるずる下がり、ボールホルダーに体を寄せられないことがあった。19分にはFW田中のドリブルへのスライディングでボールが前にこぼれてしまい、RH谷津が単身裏に抜けたが、ファーを狙ったシュートはGK石塚が横っ飛びで枠外に弾き出した。
 後半、海野の粘りが相手のミスを誘い、鈴木聖が待望の先制弾。ハーフタイムに気合いを入れ直されたか、競り合いに体を当てに行く激しさが出てきており、その積み重ねが試合を優位に進めていた。後半の被シュートは同点のセットプレー以外では、38分に許したCH佐々木の単発ミドルのみ。微妙な判定でのセットプレーから残り6分で同点に追いつかれても、同じ判定をゴール前で誘い、きっちりワンチャンスをものにした。追い込まれても絶対勝てると自分を信じられる精神力、勝者のメンタリティーは指導者だけで教えられるものではなく、しかしプロになるには必要不可欠な要素である。常にルーズボールに対して食らいつく主将の海野を筆頭に、この日の5発の勝ち越し弾を別々の選手が決めるなど、チーム全体から勝者のメンタリティーを感じることができた。頼もしいチームだ。

05月03日(日)
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