ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■JY: クラブ選手権 全国大会 京都サンガ戦
09:坂口 翼 MF 92.05.31 163/59 5試合194分間出場
生まれついてのスピードに加えて足下から離れないテクニックを備え、ドリブルで縦に抜ける能力は戦術から独立した価値を持つ。途中交代で試合の流れを変えるのに重宝された。一方、縦のスペースを塞がれた時、その突破力故に、流動性を求める周囲に対して擦れ違いを生むときもあった。
10:柴原 誠 MF 92.04.23 165/53 5試合365分間出場5ゴール4アシスト
対戦する相手全てに厳重に警戒された柴原。5得点のうちPKが3つ、流れの中でのゴールは1点だけと、数字だけを見ると物足りなさも残る。だが、自由にできるスペースと時間が著しく限定される中、完璧なトラップで刹那に足下に収め、高速ターンから向きを変え、2歩目の加速でかわすと3歩目で置き去りに。165cmと相対的に小柄になってきたが、そんな選手が厳重に警戒される中、確実に繋ぎに入るのだから恐れ入る。緒戦の富山北戦のFK、浦和戦のスルーパス、京都戦のドリブルシュートと、苦しい展開でこそ結果を出すのも本物の証拠だ。
11:仙北屋 陵 MF 92.10.02 170/50 2試合 27分間出場
FWでの起用。サイドに盛んに流れ、外から中へ得意のドリブルで切れ込むプレーを見せていた。
12:田代 諒 FW 92.04.15 177/60 6試合450分間出場3ゴール1アシスト
その昔、当Jrユース出身の菊地を「スーパー明神」と呼ぶ声があったが、田代は新たな系譜を切り開くのかもしれない。奪い、運び、繋ぐという地味な作業を一試合通して繰り返す。中学生の時点で本家を越える180cmの体に恵まれながら、豊富な運動量と厳しい体の寄せは本家譲り。田代が突破される場面は、大会通して皆無だった。そんな田代を、前からの守備と奪ってからの速攻に参加させる現システムは、田代の成長のためには実に有意義。大きい体を未だ使い余し、個人突破や高速プレー中の精度に問題を残すが、数十Mの長い走り込みと、サイドから仕掛けてのクロスで攻撃貢献している。
13:中原 伸尚 DF 92.04.14 170/61 6試合450分間出場
大会緒戦から常に正しい選択を繰り返し、安定したパフォーマンス。集中力を切らすことなく、状況に合わせた周囲との適切な距離感を保っていた。チームが前掛かりになっている時は広いスペースを担当することになったが、鋭く前に出てボールを刈り取ることで、カウンターの危険を未然に防いでいた。SBで起用された熊本戦では、本職CBとは思えない果敢なオーバーラップを見せている。一方、荻とは逆に強引な仕掛け、特に空中戦に脆さを見せるときもあり、とりわけ京都戦の宮吉の「強さと上手さ」には苦しんでいた。
14:成田 恭輔 DF 92.05.02 170/60 6試合386分間出場2ゴール7アシスト
7アシストの数字が雄弁に語る活躍。遠い位置からでも「悪魔の左足」を振るい、速くキレのあるクロスやプレスキックをゴール前に供給しただけでなく、中央に絞れば前線の飛び出しを見て即妙にスルーパスを送り、決定機を創出した。だが、それ以上に所謂「水を運ぶ」仕事が重要で、低い位置から「悪魔の左足」で一気に前線にパスを通したり、囲んだ相手を抜き去るや高速ドリブルで一気に前線まで駆け抜けた。ただ、FW起用された時間帯ではやや期待はずれ。無理に左足に持ち替えようとして時機を逃すなど、臨機応変のプレーに課題を残した。
15:深澤 諄也 DF 92.05.06 171/55 6試合442分間出場1ゴール1アシスト
清水FCではトップ下もやっていたように、攻撃面にも持ち味のある選手なのだが、前の6人が入れ替わり立ち替わり攻撃参加する戦術上、4バックの1人として攻め上がる機会はあまりなかった。それでも基本に忠実なトラップ・パスを活かした安定した繋ぎ、アーリークロスで影ながら貢献。守備でも判断に長け、先にポジションに入っては空中戦の跳ね返しが的確で、地上戦でも体幹の強さで侵入を許さなかった。唯一苦手としたのが、クイックネスに秀でた相手。体を当てて相手の体勢を崩しながら、そこから再加速されて振り切られる場面が何度か見られた。
16:鈴木 教真 GK 92.04.28 172/70 1試合 13分間出場
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08月18日(土)
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