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えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 岐阜工業高校戦
19分、GKを途中交代させる余裕を見せる清水は、その交代直後の岡村の左スローイン。町田のポストの左横を真希が駆け抜けてパスをもらい、弾むようなステップからクロス。ゴール前を高速で横切ってファーだが、これをダフって混戦、悠輔の掬い上げるようなシュートはGK清水が間に合う。21分、岡村→真希のパスの間を桑卓が駆け抜け、パスを受けて左クロス、ニアの悠輔はDFブロック、それを近くの町田が合わせるが、今度は右ポストがブロックする。その直後、PA内で悠輔が背後からプッシングで倒れるが、審判がお目こぼし。しかし、これらの場面や1点目・3点目でも分かるとおり、悠輔と町田は得点への強い意欲をチームに持ち込んだ一方、互いに良いポジションを取ろうとして重なることが多く、PA内で無用の混戦状態を作り出す一因となった。また、突如降り出したスコールのような激しい雨が、微妙に清水のボールコントロールを狂わせ、疲労した岐阜工DFを一時的に回復させていた。
33分、悠輔のスルーパスから岡村が左サイドを抜け出し、クロスを町田がボレーは枠上。ワンタッチあって真希が右CKでショートコーナーを選択、受けたレフティの岡村が切れ込んでニアに強烈なシュートを放ったが、DFがブロックした。その後も村越が殆どボランチの位置でプレーしたり、岩本が持ち上がって相手陣内深くまで攻め上がったり、波状攻撃を仕掛けるが一押し足りない。途中投入の岡村・小泉が幾度となくサイドを崩すが、岐阜工DFもPA内で強さを示す。41分、町田のスルーパスから岡村が左サイドを突破、スピードでDFを抜き去ってゴールライン際から折り返したクロスに、いつの間に走り込んだ町田は合わず、だがその後ろで悠輔がシュート、枠外。名手悠輔がPA内で決定機にフカす場面を見たのは初めてだ。ならばと44分、敵陣のFKを真希が小さく岡村にパスすると彼を追い抜き、岡村が体を捻転させてサイドに開いた真希へ、真希の弾道の低い高速クロス (彼のクロスはこればっかりだ) を悠輔が右足ラボーナでボレー、も枠に決まらず。圧倒的攻勢ながら追加点の決まらない物足りない後半となった、
と思われたロスタイム。速い判断から池田が、得意の対角線に味方を走らせるロングスルーパス。逆回転を掛けたパスが同期の小泉の駆け込む先にピタリ。途中投入後、盛んに1対1を挑んでいた小泉、ここは独走で相手を置き去りにしてゴールライン際で速い右クロスを送る。ニアの悠輔とその裏にいた町田 (この2人のポジションも、こんなのばっかりだ) には合わなかったが、ファーにいた岡村が左足のジャンピングボレー。凄絶な弾道が逆サイドネットに決まって、7−0。最後に町田が通算6度目のオフサイドを稼ぎ、町田のオフサイドで始まった試合は、町田のオフサイドで幕を閉じた。
岐阜工 清水エスパルス
0(0) シュート 16(9) ◎柴田、×町田、○真希、◎悠輔、◎真希、◎町田、○真希、○悠輔、×町田、×真希
×町田、○岡村、×村越、×悠輔、×悠輔、◎岡村
0(0) 右クロス 9(4) ○柴田、×柴田、◎真希、×小泉、×小泉、×小泉、×小泉、○真希、◎小泉
0(0) 左クロス 7(4) ◎真司、◎真希、○桑卓、×真希、×桑卓、○岡村、×桑卓
0(0) 右側CK 4(0) ×真司、×岡村、△真希、×岡村
0(0) 左側CK 4(1) ○池田、×池田、×真希、×真希
0(−) 犯OS 3(−) ・岡村、・町田、・町田
12(5) ファウル 2(0) ・佐野、・柴田
▼試合結果
清水エスパルスユース 7−0 岐阜工業高校
得点:前半04分:清水・篠田 悠輔 (町田 朋弥 ・シュートリバウンド ← 山本 真希 ・左クロス)
前半32分:清水・篠田 悠輔 (町田 朋弥 ・スルーパス)
後半00分:清水・柴田 和也 (鈴木 真司 ・左クロス)
後半10分:清水・篠田 悠輔 (山本 真希 ・右クロス)
後半15分:清水・山本 真希 (町田 朋弥 ・ポストプレー)
後半17分:清水・町田 朋弥 (山本 真希 ・クサビのパス)
後半44分:清水・岡村総一郎 (小泉 慶治 ・右クロス)
▼選手寸評
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07月10日(土)
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