ID:70753
えすぱっ子
by ひかる。
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■プリンス東海 四日市中央工業高校戦
 試合は、ロスタイム4分の攻防へ。戦術=坂井のスピードの四中工、再三縦にブッちぎっては速く低いクロスを送り込んでいた坂井が45分、再び桑卓と美臣までちぎってシュートを狙うが、再びゴール前を横切ってファーに外れる。次は清水。46分、美臣のクサビのパスを、未だ運動量が衰えぬ真希が顔を出して受け、ターンしてドリブル開始。と見せて横に叩くや、そこに飛び込むは枝村。得意のミドル、阻んだのはまたもGK水谷。こぼれ球を真希が詰めるが、オフサイド。47分、枝村のパスから真希がPA内に侵入、それを潰したDF池田が倒れた腕にボールが当たったが、…さすがにPKは採れないか。49分20秒、激戦の終了を告げる笛が吹かれた。

四中工       清水エスパルス
6(3) シュート 13(8) ×真希、×枝村、×枝村、○長沢、○枝村、○真希、○長沢、○真希、○悠輔、×枝村
               ×悠輔、○小泉、○枝村
4(2) 右クロス 4(3) ×枝村、○真希、○渥美、○小泉
5(1) 左クロス 7(4) ○岡村、○桑卓、○真希、×枝村、○桑卓、×枝村、×枝村
1(0) 右側CK 5(3) ×枝村、×枝村、○枝村、○枝村、○枝村
0(0) 左側CK 1(0) ×枝村
2(−)  犯OS  1(−) ・真希
6(0) ファウル 5(0) ・岡村、・小泉、・佐野、・枝村、・岩本


(久々にキャプテンマークが枝村に戻ってきた。左から枝村、小泉、長沢、悠輔、真希、池田、渥美、風間、美臣、岩本、桑卓)

 プリンス3位以内勝ち抜けを考えると、この勝点1は確かに痛い。だがしかし、後半は間違いなく04年最高の内容だった。凄まじいテンポでパスと選手が動き続け、前半戦では殊勲の選手すら、物足りなさが残るほど。主力が戻る効果は、単に加算するのではなく、相乗する。新しい試みである4−2−3−1も上々で、どこか硬直し勤続疲労を起こしていたチームに新風を吹き込んだ。まったく、チームの完成型が楽しみになってきた。


▼試合結果
清水エスパルスユース 1−1 四日市中央工業高校
 得点:前半20分:四中工・若山 勇樹 (中林 大 ・左クロス)
    後半44分:清水Y・篠田 悠輔 (長沢 駿 ・ショートパス)


▼選手寸評
[私撰MVP]
●佐野 克彦 (1年・CB)
 前半の最小失点の立役者。優れたポジショニングと強気な声で高いラインを統率した美臣も目立ったが、高いラインが崩れなかったのは、裏にパスが出てもスピードで勝負できる佐野のおかげ。桑卓が抜かれても平然と対応し、坂井とのガチンコの競「走」にも負けてはいない。何度かドリブルで持ち上がるなど、足技にも確かなものを持っている。

[私撰MIP]
●枝村 匠馬 (3年・CH)
 果たした役割については本文で既に述べたが、今年のチームが枝村のチームであることを改めて実感した。チームの空気から変わった。枝村自身は特に守備面でまだ踏ん張りきれない部分を残すが、見た感じ、体が一回り大きくなった印象。得意のミドルシュートも最初は感覚がズレているようだったが、ロスタイムには枠内に惜しいシュートを放っている。

●篠田 悠輔 (2年・CB)
 悠輔なら3度チャンスがあったら2点は決めるだろ!、的な物足りなさは残るが、天啓「一撃必殺」発動はさすが。枝村・真希の速いテンポにも完全に対応し、昨年と違ってPA外での貢献も大きかった。トライアングルの内、真希も枝村・悠輔以上に目立っていたのだが、前半に3、4度のパスミスが悪印象で、FWとして機能しなかった点を減点。

[個人的好印象選手 (相手方) ]
 水谷 允俊 (2年・GK) : 神。クロスなどに対して守備範囲が狭いのは課題だが、長身ながらシュート反応が鋭い。
 坂井 将吾 (2年・FW) : 速い。プレーの幅は狭いが、マークに関係なくシュートを放てる自分の形を持っている。


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04年6月12日 (日) 14:15開始 長良川球技メドウ
 JFAプリンスリーグU-18 東海 2004 第5節
 暁高校 対 岐阜工業高校 ※45分ハーフ

暁高校:               岐阜工業高校:

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06月12日(土)
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