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えすぱっ子
by ひかる。
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■Jユース杯 徳島ヴォルティス戦 (H)
既に徳島が専守防衛の状態だっただけに、交代の効果は如実に表れた。SBがSHの更に外を回ることでサイド攻撃が徹底されると同時に、SHの柴原・成田の自由度が高まる。84分に柴原の右クロスと曽根の左クロスから畑が2本のヘッドを放つと、87分、遂に均衡破れる。その後も89分に先制点と同様の形から成田が今度はサイドに開いた池上にパスを捌き、池上の左クロスをまたも畑がヘッド、GK新居はCKに逃れる。ロスタイム (90+1分) に畑がPKを奪って駄目を押し、膠着した試合を最後は攻め切って終える力強さを見せて、2−0で勝利した。
スーパーサブの役割を果たした畑が私撰MVP。体格が固まってきたことでJrユース時代のひ弱さが消え、プレーに力強さが出てきた。トップスピードでのプレー精度に著しい成長の跡があり、アクロバティックだけでなく、バランスの良い基本的なプレーでゴール前以外でも役割をこなしている。青木は空中戦で相手を圧倒。要所を得たポジショニングで短中距離の展開を悉くDFラインの前でカットし、ポゼッションに貢献した。柴原はサイドに回った後、きっちりクロスを上げる役割に対する忠実さと正確さ、それと相反するようではあるが、ポジショニングを中央に寄って展開する柔軟性が印象的。私にはFWよりサイドで使われる立場になった方が、柴原の良さが活きる気がするのだが、いかがだろうか。
11月16日(日)
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